野良猫って普段どんな生活をしているんだろう❓
野良猫の生活はとても過酷で大変だよ❗️
やっぱりそうなんだね、、毎日どんな生活をしているのか教えてよ
今回は野良猫の生活とは? 過酷な現実と野良猫を減らす対策について紹介するね❗️
私たちの身近な環境にも、生活している野良猫たちが存在しています。
家庭や飼い主によって保護されず、自然界で勇敢に生きています。
野良猫たちの生活は、酷な現実と向き合っています。
本記事では、野良猫の生活と抱える過酷な現実について理解し、野良猫を減らすための対策をについて紹介していきたいと思います。
野良猫たちが直面する困難を知り、思いやりと共感を持ちながら、共に共存する社会を築くことが求められるのです。
それでは、野良猫たちの生活を探ってみましょう。
⚫︎野良猫の生活とは? 過酷な現実について
野良猫がどんな過酷な暮らしをしているのか紹介するね❗️
食料の確保の困難
野良猫たちが食料を確保するのは、困難な課題です。
地域の人がご飯をくれることもありますが、家庭や飼い主によって保護されないため、食べ物を自力で見つけなければなりません。
野良猫の食事は多様で、自然界の中でさまざまな生き物を獲物として捕食しています。
小動物や爬虫類系&両生類を捕まえる
野良猫は優れた狩りの能力を持ち、小さな動きの素早いネズミを上手に捕らえます。
都市部でもゴミ捨て場などでよく見られるため、野良猫の食事としてのイメージが強いです。
また、水辺や湿地帯に生息するカエルも野良猫の食事となります。
虫も食べる
バッタ、カマキリ、蝶々、セミなどの草むらや木々の周辺にいる虫も野良猫にとって好物です。
小さな虫でも貴重な栄養源となります。
野良猫は猫の本能からか、ゴキブリなども食べることがあります。
これは餌が不足している場合に行う行動であり、一般的には食事として選択することは少ないです。
鳥も捕まえる
野良猫は優れた狩りの能力を持ち、鳥の動きに敏感に反応します。
特に小型の鳥や地上にいる鳥を捕らえることが多いですが、場合によっては大きな鳥を狩ることもあります。
スズメ、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメバチ、ムクドリなどの小型の鳥から、ハトやカラスなど地上にいる鳥も野良猫の獲物となります。
水辺があれば魚も食べる
特に川や池、湖などの水辺にいる魚は、野良猫にとって狩りやすい獲物となります。
野良猫は魚を見つけると、瞬発力を駆使して水辺に飛び込み、魚を捕らえることがあります。
水辺にいる魚は、野良猫にとって貴重な栄養源となります。
人間が出したゴミのなかからの食べ物を探す
野良猫は食料を確保するため、人間が出したゴミの中から食べ物を探すことがあります。
都市部や人間の生活圏では、ゴミ捨て場やゴミ箱に野良猫が集まる光景をよく見かけます。
家庭やレストランから捨てられた食べ物がゴミ箱に入っていることがあります。
野良猫はこれらの食べ物を探して餌を得ることがあります。
また、ゴミ箱には残飯や廃棄物も含まれるため、野良猫がこれらを食べることもあります。
このように、野良猫にとってご飯を調達することはとても困難です。ネズミやカエルなどは寄生虫を宿している可能性もあります。
そういった食事を繰り返すことによって、胃腸が弱まり、病気にかかってしまい、衰弱していってしまうのです。
寝床について
野良猫の生活は過酷で、さまざまな困難に直面しています。特に寝床については、重要な要素となります。
野良猫は毎日安全な寝床を探さないといけません。
屋内に保護されていないため、安全な寝床の確保が難しいことがあります。子猫は他の野生動物や鳥から狙われる可能性があります。
自然界で適切な避難場所を見つける必要がありますが、都市部や農村地帯では適切な場所が限られることがあります。
また、野良猫は屋外で生活しているため、天候の影響を受けます。特に寒冷な冬や豪雨時など、健康と生存に大きな影響を与えることがあります。
さらに、人間の活動によって野良猫の寝床が減少することもあります。建物の解体や開発などにより、利用する場所が失われることがあります。
病気やケガのリスク
野良猫は自然界で生きるため、病気やケガのリスクが高まります。
野良猫は他の野良猫と接触することが多いため、伝染病のリスクが高まります。猫風邪や鼻気管炎、猫白血病ウイルスなどの伝染病が野良猫の間で広がることがあります。
寄生虫に感染しやすく、内部寄生虫や外部寄生虫のリスクがあります。フィラリア、ノミ、ダニ、回虫、条虫などが問題となる場合があります。
また、野良猫は狩猟行動や縄張り争いなどでけがをするリスクがあります。ケガが放置されることで感染が進行し、治療が遅れることがあります。
さらに、野良良猫は食料を探すのに苦労することがあり、栄養不足になる可能性があります。栄養が不足すると、免疫力が低下し、病気にかかりやすくなります。
交通事故の多さ
野良猫の交通事故の多さは、自然界と人間社会の交差点に存在するために起こりやすい問題の一つです。
出典 https://noranecolumn.com/roadkill/
のらねこらむより
これだけ多くの野良猫たちが、交通事故に遭っています。令和2年では5458匹となっています。
野良猫たちは屋外で自由に行動し、食料を探し、避難場所を見つけるため、交通道路や車両の周辺にも頻繁に姿を見せます。
野良猫は適切な避難場所を見つけることが難しい場合があります。建物の下や車の下に隠れることが多いため、交通事故に巻き込まれるリスクが高まります。
さらに、猫は夜間に活動することが多く、暗い中で交通道路を横断することがあります。運転者にとっては視認性が低く、事故を防ぐのが難しい状況が生じることがあります。
虐待について
とても悲しいことですが、残念ながら、野良猫を虐待する人が存在することは事実です。
一部の人々は野良猫に対して虐待的な行為を行うことがありますが、これは非常に悲しい現実です。
野良猫を虐待する行為は、動物の権利を無視し、彼らに苦痛や不安を与えるものです。虐待には暴力行為、毒物の使用、罠の仕掛け、嫌がらせ、意図的に痛みを与える行為などが含まれます。
これらの行為は野良猫に深刻な傷害をもたらし、生きることの困難さを増大させることになります。
虐待行為を行う人々の背後には様々な要因が考えられますが、無知や無理解、差別、憎しみなどが挙げられます。また、野良猫による問題が地域社会に与える影響に対して不適切な対応をとる場合もあります。
だからといって動物を虐待していい理由にはなりません。絶対にやめて下さい。
虐待を目撃したり知ったりした場合は、動物保護団体や警察に通報し、野良猫たちの保護や虐待行為の防止に努めることが重要です。
繁殖と子育て
野良猫の繁殖は制御されていないことが多く、その結果、数か月間に数回の出産が行われることがあります。
繁殖が過剰な場合、子猫たちの生存が脅かされることもあります。
野良猫は屋外で出産を迎えるため、適切な避難場所を見つけることが難しい場合があります。建物の下や車の下、廃墟など、不安定な場所を利用せざるを得ないことがあります。
妊娠中のメスや授乳中の母猫は、十分な栄養を摂取する必要がありますが、食料の確保が難しい場合があります。栄養不足により母猫の体力が低下し、子猫の健康に影響を及ぼすことがあります。
また、野良猫の子猫は、過酷な環境下で生き抜く必要があります。適切な医療ケアや栄養摂取が不十分な場合、子猫の死亡率が高まります。
過酷な暑さと寒さ
野良猫は屋外で生活しているため、過酷な暑さと寒さにさらされることがあります。
気候の厳しい条件の中で生きる彼らには多くの困難が伴います。
過酷な暑さ
高温の環境下で野良猫は熱中症にかかるリスクが高まります。
『夏バテ・熱中症の症状』〜猫の暑さ対策とグッズ紹介〜
猫の熱中症についてはこちらの記事に詳しく書いています。
特に夏の暑い日中には、水を飲む場所が限られているため、十分な水分を摂取することが難しいことがあります。
高温の日中には適切な避難場所を見つけることが難しいため、車の下や建物の下、暑さを避けるための適切な場所を見つけられないことがあります。
過酷な寒さ
冬の寒い季節には、野良猫は凍傷にかかるリスクがあります。
適切な避難場所を見つけることが難しい場合、極寒の環境下で生きることが求められます。
寒さの厳しい環境下では、野良猫は十分な栄養を摂取することが難しくなります。栄養不足により免疫力が低下し、健康上の問題が生じることがあります。
⚫︎野良猫を減らす対策について
野良猫を減らす対策についてみていこう❗️
TNR(捕獲・避妊・帰還)活動
出典 https://www.neco-republic.jp/about/tnr/
NECO REPU BLICより
野良猫を捕獲し、避妊手術を行った上で同じ場所に帰還するTNRプログラムは、繁殖制御に効果的です。
新たな子猫の誕生を防ぎ、野良猫の数を減らすことができます。野良動物の過剰な繁殖を防止するための取り組みの一つです。
捕獲(Trap): まず、野良動物を捕獲するためのトラップを設置します。このトラップは動物が中に入ると閉じられる仕組みで、動物にけがをさせないように工夫されています。
避妊(Neuter): 捕獲した野良動物を避妊手術(不妊手術)を行います。これによって動物の繁殖が抑制され、子猫や子犬の数を減らすことができます。
帰還(Return): 避妊手術が終わった野良動物は、捕獲された場所へ帰還されます。野良動物はその地域に適応していることが多いため、帰還させることでその地域での生存率が高まります。
野良動物の数を適切に管理し、彼らの健康と福祉を保護するために重要な役割を果たしています。
責任を持って終生飼育をする
「責任を持って終生飼育をする」とは、ペットを飼う際に飼い主が最も重要な責任を果たすことを意味します。
ペットを飼うことは、可愛らしい面だけでなく、生命を預かる大きな責任を担うことを理解し、その責任を一生涯にわたって果たすことが必要です。
特に犬や猫のような長寿命のペットに関しては、飼育期間が長くなるため、より重要な考え方となります。
また、ペットを飼う前に、その種類や特性、飼育に必要なコストや時間などについて十分な情報を収集することが重要です。
猫を飼うのは意外と大変!?〜猫を飼う前に知っておくべき事〜
こちらの記事も参考にしてみて下さい。
ペットを飼うことは喜びと癒しをもたらしてくれる一方で、責任を持つことが求められる重要な決断でもあります。
家族として迎えるペットに対して、責任を持って終生飼育をすることで、ペットたちが幸せな一生を過ごせるようサポートしましょう。
野良猫に餌やりをしない
野良猫に餌を与えてしまうと、その場所に猫が集まっていまします。栄養満点になった猫は、子猫をたくさん産むようになります。
過剰な繁殖は野良猫の増加につながり、野良猫の数が増加します。
その結果、猫の殺処分の増加に繋がります。
餌をあげたくなる、気持ちはとてもわかりますが、長期的にはより多くの猫の命が失われることになります。
餌をあげるのであれば、不妊去勢手術も行う必要があります。
出典 https://petokoto.com/articles/2663
PETOKOTOより
保護団体さんの尽力で年々、殺処分の数も減ってきています。
完全に室内飼いをする
完全に室内飼いをすることで、猫が迷子になるリスクや交通事故に巻き込まれるリスクを大幅に減らすことができます。
室内飼いの猫は外に出る機会がないため、迷子になる可能性がほぼゼロに近づきます。
迷子になることで猫が不安や恐怖を経験することを避けることができます。
また、室内飼いの猫は交通事故に巻き込まれるリスクがなくなります。
交通事故は猫にとって致命的な結果をもたらすことがあるため、室内飼いによって安全を確保することが重要です。
保護活動の支援
保護活動を行う団体に対して資金や物資を寄付することで、野良動物や虐待された動物たちの保護や医療ケア、提供などを行うことができます。
また、自ら手を動かして保護活動に参加することで、直接的な支援を行うことができます。お世話や散歩、譲渡会のサポートなどがボランティア活動の一例です。
さらに 保護活動の重要性を地域社会に伝えるための活動です。SNSやイベントを活用して、野良動物の問題や飼い主の責任、適切なペット飼育について情報を発信することが含まれます。
⚫︎まとめ
野良猫の生活は厳しい現実に直面しています。家庭や飼い主によって保護されず、自然界で自由に生きる猫は、適切な餌や医療ケアの確保が難しく、交通事故や病気、栄養不足といったリスクにさらされています。
また、繁殖力が高いため、子猫たちの数が急増し、適切なケアを受けることが難しくなることもあります。
野良猫を減らすためには、繁殖制御の普及や保護活動、意識啓発活動が重要です。
地域社会全体で協力し、不妊手術の普及や保護活動を行い、地域住民に対して野良猫問題を理解し共感を呼びかける活動が必要です。
共に共存できる社会を築くためには、私たち一人ひとりの意識と行動が重要です。
野良猫たちが過酷な環境から救われ、安心して暮らせる社会を築くため、私たちの小さな取り組みが、猫たちの未来を明るくする一歩となります。
ぜひ猫たちに優しい未来をつくりましょう。