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仕事で責任感がない部下は人任せでイライラする!指導は?当事者意識を高める方法

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たかし

部下の責任感が全くなくて困っているよ、、どうすればいいんだろう??

ねお

『自分の責任ではない』という意識が部下だけではなく組織に蔓延していては、組織として危機だよね、、

たかし

そうなんだよ、、どうすれば部下に責任感を持たせることができるんだろう??

ねお

今回は、仕事で責任感がない部下は人任せでイライラする!指導は?当事者意識を高める対処法!について解説していくね!

仕事で責任感のない部下は、リーダーやマネージャーにとって悩ましい課題です。

皆さんも部下の責任感が低すぎて、困ることはありませんか?

部下に責任感があると、成果が出しやすい組織になります。

一方で、責任感がないくて、途中で投げ出すような部下に囲まれていると、仕事はやりにくくなります。

では、このような状況に直面すると、リーダーやマネージャーはどのように対処すればよいのでしょうか?

この記事では、責任感のない部下に対する指導、当事者意識を高める方法について解説していきます。

そして、責任感と当事者意識には違いがあるのでしょうか?

当事者意識は仕事をする上でとても大切なことなのです。

それでは、責任感のない部下に対する効果的な指導方法を見てみましょう!

目次

⚫︎当事者意識とは

ねお

まずは、責任感と当事者意識の違いについて知っておこう!

当事者意識とは物事に対して『自分の責任』と捉えて、主体的に働きかけをしようとする意識のことです。

誰かがやってくれるだろう、自分とは関係ないと、いった『他人事』ではなく、『自分のこと』として問題や課題に取り組む姿勢です。

『主体性』や『責任感』、『自分事化』とも言い換えられます。

会社などの組織において、当事者意識を持つ、従業員が多くいることは重要で、事業の発展に不可欠なものといえるでしょ

う。

責任感と当事者意識の違い

責任感と当事者意識の意味の違いはあるのでしょうか?

もしも管理職でなければ、責任を問われる筋合いはないはずです。

なぜなら、職場における責任というのは、権限とセットで考えなければいけないものだからです。

管理職であれば、権限があるので、その範囲内において責任が発生します。

ですが、非管理職であるならば、権限がないので責任を追及される余地がありません。

部下にとって必要なことは、責任ではなく、当事者意識だということです。

部下に教えないといけないことは、当事者意識を持つことです。

当事者意識が必要となってくる理由

社会人にとって、当事者意識を持つことは極めて重要です。

これは、自らの行動や仕事に責任を持ち、その影響を理解することを意味します。

当事者意識を持つことで、チーム内での協力や円滑なコミュニケーションが促進され、組織全体の目標達成に貢献することができます。

また、自己成長や専門性の向上にもつながり、信頼を築くことが可能で、リーダーシップの発揮や問題解決能力の向上にも繋がります。

当事者意識を持つことで、個人としての価値を高め、組織や社会により良い影響を与えることができるのです。

⚫︎当事者意識を持たせるために知っておきたい責任感の法則

ねお

この2つの責任感の法則を理解しておこう!!

責任感一定の法則

責任感一定の法則とは、上司と部下の責任感を足すと一定の量になるということです。

例えば、責任感を数値化するとこのようになります。

  • 上司の責任感が100だとすると、部下の責任感は0になる
  • 上司の責任感が0だとすると、部下の責任感は100になる
  • 上司の責任感が50だとすると、部下の責任感も50になる

ちょうどシーソーのように、上司の責任感が上がると部下が下がる、部下の責任感が上がると上司が下がってきます。

責任感の総量というのは、上司と部下を足すと一定になるという法則なのです。

人というのは、責任感が強い人がいると自分の責任感を下げる傾向があります。

例えば、小学校の頃に掃除の時間などで、凄く責任感の強い子がいませんでしたか?

一生懸命掃除をしている、そういう子がいると『じゃあ、俺はやんなくてもいいや!』みたいにやらない子っていましたよね。

目の前で誰かが、倒れたとして周りに誰もいなければ助けるんですけど、すぐ近くにとても責任感強い人がいて助けに入れば、『じゃあ、俺はいいかな!』となります。

このように、誰かがいると責任感というのは周りの人と分け合ってしまうのです。

責任感の量が高い人がいると、自分の責任感を下げる。周りの責任感が低いと自分の責任感を上げていくという心理作用があります。

つまり、部下の責任感が低いのは、あなたの責任感が強すぎるからという見方ができます。

責任感が強いうことは、すごく良いことです。

ですが、責任感が強すぎるので、あれもやってこれもやって、なんでも部下に口出しをしてしまいます。

そうすると、部下はどう思うでしょうか?

『そこまで決めてるのであれば、上司がやってくれませんか?』『きっと自分がサボっても、上司がフォローしてくれるだろう』と、上司が責任感があって、きっちりしていればしている程、部下はどんどん自分の責任感を下げてしまいます。

『自分がミスしても助けてくれる』『自分が仕事を投げ出しても誰かがやってくれる』そんな風に考えてしまうのです。

このよに、上司の責任感が高すぎると部下の責任感は上がっていかないという傾向があります。

もちろん上司の責任感が高くて、部下も高いというのが最高です。

そういうケースもありますが、たいていの場合は心理学的に責任感が高い人がいると、自分の責任感を下げてしまうということがあります。

一方で、上司の責任感が無さすぎて部下の責任感がとても高い組織もあります。

『私がやってあげないと、あの上司じゃダメなんです!』みたいな感じです。

一見すると良さそうに見えますが、中には『そんな上司は嫌だ!』という部下もいて、『退職したいです!』『部署を変えてください!』『あの上司を変えてください!』という風になります。

優秀な人ほど、上司が尊敬できないと、会社を辞めていきます。こちらの記事も参考にしてみて下さい!

上司の責任感をゼロにするというのは、非常にリスキーな行為なのです。

なので、上司と部下の責任感が50対50になるのが一番好ましい状態です。

部下がミスしたら上司はカバーしてあげるのですけが、部下もなんとか自分でやりきりたいと思う、これが理想的な配分だと思います。

責任感両極の法則

そして、責任感というのは0か100に偏りやすいという法則があります。

これが、責任感両極の法則です。

この法則は、上司も部下も当てはまります。

上司で言えば、『俺が最後は責任を持つから、やってみろ!』と部下に仕事を任せようとしますが、『自分が責任を持つ』と言いながら、全部丸投げしてしまいます。

これは『お前がやってみろ!』と責任感を放棄している状態です。

上司の責任感を部下に100与えてしまっています。

そして、部下が上手くいかない、ミスをすると『やっぱりダメだな〜!』と全て責任を奪ってしまうのです。

このように、仕事を任せる時は一旦全てを任せる(責任感を0にする)、そして相手が上手くいかないと思ったら、全てを引き上げてしまう(責任感を100にする)。

この0か100に偏ってしまうのです。

部下は部下で初めは、『私が全てやりきります!』という意気込100%で取り組み始めて、上手くいきそうになくなれば逆に、『これは私が本当にやる意味があるんですか?』』『これ全てが私の責任ですか?』『上司の仕事の任せ方が良くないんじゃないですか?』と上司や会社に文句を言い始めます。

上手くいきそうな時は、調子良く100で受けていたのに、上手くいかなそうになると責任を転嫁して、『私に責任はありませんよ!』といいう主張をし始めてしまいます。

責任感を100でやろうとしたがゆえに、責任が重すぎて、私は責任が無いと投げ出したくなって100から0に転換してしまうのです。

このように、責任感というのは0か100に偏りやすい傾向にあります。

この2つの法則を統合すると、見えてくるのは、上司であるあなたの責任感を50にできれば部下の責任感も高まるということです。

責任感を100持ったまま、あれやこれやと指示を出す、責任感を0にして全てを任せるのではなく、責任感を50くらいに留める任せ方ができれば、部下の責任感は上がってきます。

当事者意識についても、この二つの責任感の法則と同じことが言える

これは、当事者意識についても、同じことが言えます。

当事者意識を持たせる為に、具体的にどうすればいいのかと言うと、実はとても簡単です。

それは、一緒に決めるということです。

当事者意識が0か100になってしまう任せ方というのは、一緒に決めていないのです。

当事者意識が100の人は全てを自分で決めてしまいます。

この仕事の目的はこうで、手順はこうで、ゴールはこうしよう!と全てを上司が決めてしまうと、当事者意識は全て、上司になってしまいます。

部下としては、ただその決められた作業をやるだけで、やらなかっても上司が責任を取ってくれます。

一方で、当事者意識が0の任せ方というのは、全てを部下に決めさしてしまいます。

『好きにやっていいよ!』『目的もゴールも自由にやってみて!』これは、丸投げしていますよね。

なので、部下と一緒に決める必要があるのです。

『仕事の目的はこれでいいと思う?』『手順はどうやっていこうか?』『どのような段取りでやっていこうか?』と仕事の目的や進め方、これを一緒に決めるのです。

  • 仕事の目的は?(Why)
  • 何を?(What)
  • どうやって?(How)
  • いつまでに?(When)
  • どのくらいコストと時間をかけて?(How much)

これを一緒に考えて下さい。

そうすると、部下も一緒になって考えているので、当事者意識がちょうど50%になります。

部下に当事者意識がないと悩んでいる人は是非、実践してみて下さい!

仕事を任せる時に、自分と部下の当事者意識がどれくらいなのか?をという視点で考えるようにしましょう!

部下の当事者意識をコントロールするという発想が重要となってきます。

⚫︎当事者意識をさらに高める方法

ねお

さらに、当事者意識を高める為に、この2つを部下に醸成してもらおう!

当事者意識をさらに高める為には、この2つを醸成してもらう必要があります。

それぞれについて、詳しく解説していきます。

組織、チーム、顧客に対しての自分との関連性を理解してもらう

STEP
部下の夢を理解して、今の仕事がどのように貢献できるかを紐づけてあげる

部下の夢を理解して、今の仕事がどのように貢献できるかを紐づけてあげましょう。

また、当人の夢とは違う場合もあるのですが、今の仕事の先にどのような夢があるのかというところを、新しい夢を提案してあげる、そういうこともあり得ます。

STEP
仕事を部下に任せている意味、期待を伝える、重要感を与える

仕事を部下に任せている意味、期待を伝える、重要感を与えることが重要です。

もし、まだ部下の実力がなくて、影響力が低い場合でも、部下が何か問題を起こした時の信用の低下という観点から見れば、やはりその部下も重要な人物であるわけです。

これを教えてあげて下さい。

STEP
組織全体の動きや他部署の動きを共有してあげる

組織全体の動きや他部署の動きを共有するようにしましょう。

これにより、会社全体や他部署と自分の仕事の関連性、あるいは影響度合いを部下が理解できるようになります。

STEP
部下に対する『報連相』を怠らない

最後に、部下に対する『報連相』を怠らないようにしましょう。

部下は上司よりも情報を持っていませんので、状況を正しく伝えてあげることが必要になります。

組織、チーム、顧客に対しての愛を教える

STEP
会社やチームの魅力を伝えて、愛社精神を高める

まずは、会社やチームの魅力を伝えて、愛社精神を高めていく教育をしていきましょう。

例えば、創業期や理念の話、お客様から評価されている製品の話などをすると良いかと思います。

注意事項として、会社やチームの文句は言わないようにしておきましょう。

STEP
部下に対して愛を持つ

二つ目は、部下に対して愛を持つということです。

愛の反対は無関心とも言われていますが、無関心が一番良くありません。

上司の無関心は、部下のモチベーション低下につながります。

部下に対して、愛を持つ為には、部下に対して興味を持つこと、部下の個性や強みを理解するように努めるようにすることです。

そうすると、自ずと部下に対する愛も高まっていきます。

STEP
部下に対して感謝を伝える

三つ目に、部下に対して感謝を伝えるということです。

感謝と仕事の評価は、混同しがちですが、評価=感謝ではありません。

感謝は日頃から伝える習慣をつけておきましょう。

例えば、できない部下であっても、組織に存在してくれているだけでありがたいことです。

感謝を伝えることが、愛を育むことになります。

この2つを醸成することで、当事者意識は高めることができます。

ぜひ実践してみて下さい!

⚫︎まとめ

今回は、責任感のない部下に対する指導、当事者意識を高める方法について解説していきました。

責任感と当事者意識は権限の違いにあります。

そこを理解しておきましょう!上司として、部下に対して頭ごなしに、『責任感を持て!』なんて言ってはいけません。

そして、当事者意識を持つことはビジネスパーソンにとって、とても重要で大きな成長につながります。

自分の仕事に対して当事者意識を持って取り組むことができれば、多くの達成感や評価を得られるでしょう。

そして、部下の当事者意識を高める為には、2つの責任感の法則を理解して、組織、チーム、顧客に対しての自分との関連性を理解してもらう、組織、チーム、顧客に対しての愛を教える、ことを実践していきましょう!

根気よくこれらを続けることで、次世代のリーダーとなり得る『当事者意識を持つ人材』、『当事者意識の強い組織』が育つことが期待できます。

部下が当事者意識を持てるように、うまく促していきましょう!

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