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職場で不機嫌を態度に出す人の心理とは。幼稚でめんどくさい。

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職場に、不機嫌を態度に出す人がいる。

朝から機嫌が悪い。

挨拶をしても返事がない。返事があっても、やたら冷たい。

物を置く音が大きい。ため息も大きい。話しかけると、明らかに面倒くさそうな顔をする。

どうした。

何かあったのか。

昨日、世界でも滅亡したのか。

いや、世界は普通に続いている。

僕たちも普通に出勤している。

なのに、その人の周囲だけ空気が重い。

まるで、その人の頭上にだけ雨雲が浮かんでいるようだ。

そして厄介なのが、その雨雲は周囲の人間まで巻き込んでくることである。

「あの人、今日機嫌悪いな」

「今は話しかけない方がいいかな」

「何か怒ってるのかな」

そんなことを考え始める。

いや、なんでやねん。

こっちは仕事をしに来ただけだ。

あなたの機嫌を観察するために出勤したわけではない。

ましてや、ご機嫌取りをするためでもない。

誰だって機嫌が悪い日はある。

疲れている日もあるし、嫌なことがあった日もあるだろう。

それは分かる。

でも、不機嫌になることと、不機嫌を周囲にぶつけることは別の話だ。

自分の感情くらい、できるだけ自分で扱ってほしい。

大人なんだから。

今回は、職場で不機嫌を態度に出す人の心理と、僕なりの対処法について考えてみたい。

そして最後に、一つだけ告白がある。

いや、それは後でいい。

まずは、不機嫌な人たちについて考えよう。

目次

不機嫌な人が一人いるだけで、職場の空気が変わる

不機嫌な人の厄介なところは、本人だけの問題で終わらないことだ。

例えば、朝の挨拶。

「おはようございます」

「……はい」

なんだ、その返事は。

僕は何か悪いことをしたのか。

昨日、あなたの冷蔵庫に入っていたプリンでも食べたのか。

もちろん、そんなことはしていない。

それでも、妙に冷たい返事をされると、こちらは一瞬考えてしまう。

何かあったのかな。

僕に怒っているのかな。

こうして、どうでもいい思考が一つ増える。

仕事の話をするときもそうだ。

普通なら一言で済む確認なのに、相手の機嫌をうかがってしまう。

今、聞いても大丈夫だろうか。

あとにした方がいいだろうか。

いや、仕事だから聞かなければならない。

なんで業務連絡一つに、こんな心理戦が必要なんだ。

しかも、本人が不機嫌であることを周囲が共有し始めると、職場全体がおかしなことになる。

「あの人、今日ちょっと機嫌悪いから」

そんな情報が回ってくる。

もはや天気予報である。

本日の職場は、午前中から不機嫌。

午後にかけて、ため息が強まるでしょう。

一部地域では舌打ちにもご注意ください。

知らんがな。

できれば晴れの日に出勤してほしい。

もちろん、人間だから毎日晴天というわけにはいかない。

ただ、曇っているからといって、周囲に雷を落とす必要はないだろう。

なぜ職場で不機嫌を態度に出すのか。考えられる心理

では、なぜ人は不機嫌を態度に出すのだろう。

単純に性格が悪いから。

そう言ってしまえば簡単だ。

でも、それだけでは面白くない。

少し考えてみると、不機嫌な態度にもいろいろな理由がありそうだ。

もちろん、本人に聞いたわけではない。

ここからは、一般的に考えられる心理を、僕なりに整理してみる。

① 自分の不満を察してほしい

まず考えられるのが、これだ。

何か不満がある。

でも、言葉にはしない。

その代わり、表情や態度で伝えようとする。

「私が怒っている理由、分かるよね?」

そんな気持ちなのかもしれない。

いや、分からない。

言ってくれ。

こちらは超能力者ではない。

人の頭の中なんて読めない。

何か改善してほしいことがあるなら、具体的に言ってくれればいい。

ところが、言葉にせず不機嫌を見せられると、周囲は原因を探し始める。

もしかして、さっきの仕事が気に入らなかったのか。

誰かの発言に腹を立てたのか。

それとも、ただ眠いだけなのか。

正解が分からない。

答えのないクイズを、職場全員で解かされているようなものだ。

しかも、正解したところで景品はない。

せいぜい、相手の機嫌が少しよくなるくらいだろう。

そんなクイズ大会、僕は参加したくない。

② 心配してほしい。構ってほしい

不機嫌を見せることで、誰かに声をかけてほしい人もいるのかもしれない。

「どうしたんですか?」

「何かありました?」

「大丈夫ですか?」

そうやって心配してもらうことで、自分の存在を確認したい。

もちろん、本当に困っていて助けを求めている場合もある。

それなら、できる範囲で助け合えばいい。

ただ、毎回のように不機嫌を見せて、誰かが機嫌を取ってくれるのを待っているなら話は別だ。

職場は、構ってもらうための場所ではない。

僕たちは同僚であって、専属のご機嫌取り係ではないのだ。

③ 感情をうまく抑えられない

これもあるだろう。

嫌なことがあった。

腹が立った。

疲れた。

その感情が、そのまま顔や声に出てしまう。

本人も、周囲に嫌な思いをさせようとしているわけではないのかもしれない。

感情を切り替えるのが苦手な人もいるだろうし、疲労やストレスで余裕を失っていることもある。

僕だって、いつでも完璧に感情を扱えるわけではない。

ただ、だからといって周囲への影響が消えるわけでもない。

疲れていることは理解できる。

怒っている理由があることも理解できる。

でも、それは他人に冷たくしていい理由にはならない。

ここは分けて考えたい。

④ 不機嫌になることで、周囲を動かそうとする

不機嫌な人がいると、周囲は気を遣う。

頼み事を控える。

仕事を代わりに引き受ける。

反論しなくなる。

場合によっては、その人の要求が通りやすくなる。

もし本人がそれを学習していたら、どうだろう。

不機嫌でいることが、一つの手段になってしまう。

何も言わなくても周囲が動いてくれる。

これは厄介だ。

機嫌の悪さが、まるで権力のように使われている。

ただし、全員が計算しているわけではない。

無意識にそうなっている人もいるだろう。

それでも、不機嫌な人に周囲が合わせ続けると、その関係が当たり前になってしまう。

⑤ 言葉で不満を伝えるのが苦手

言いたいことがある。

でも、直接言えない。

相手と衝突するのが怖い。

うまく説明できない。

だから態度に出す。

これは少し分かる気もする。

言葉にするには勇気がいる。

自分の意見を伝えるのは面倒だし、相手に反論される可能性もある。

でも、不機嫌な態度だけで自分の考えが正確に伝わるとは限らない。

むしろ、相手には「なんか機嫌悪いな」としか伝わっていないかもしれない。

伝えたつもりで、何も伝わっていない。

それでは問題も解決しない。

⑥ 自分が正しいと思っている

「なんで自分ばかり忙しいんだ」

「どうして周りはちゃんと仕事をしないんだ」

「なんでこんなことも分からないんだ」

そんな不満から、不機嫌になることもあるだろう。

自分が正しいと思っているからこそ、周囲への態度が厳しくなる。

もちろん、本当に職場に問題がある場合もある。

ただ、正しい意見を持っていることと、不機嫌な態度を取っていいことは別だ。

正しいことを考えている人が、正しい伝え方をしているとは限らない。

⑦ 相手によって態度を変えている

これも気になる。

上司にはニコニコしている。

でも、後輩には冷たい。

好きな同僚とは楽しそうに話している。

ところが、別の人が来ると急に無表情になる。

あれ。

さっきまで笑っていたやん。

その笑顔、どこへ行った。

もし相手によって露骨に態度を変えているなら、単純に感情を抑えられないだけでは説明できない。

ある程度、自分で態度を選んでいる可能性もある。

もちろん、親しい人とそうでない人で接し方が違うのは自然なことだ。

誰とでも仲良くする必要はない。

でも、好きではない相手だからといって、威圧したり、仕事に必要な会話まで無視したりするのは違うと思う。

⑧ 自分が不機嫌に見えていると気づいていない

本人に悪気がない場合もある。

もともと表情が乏しい。

返事が短い。

集中していると怖い顔になる。

周囲から不機嫌だと思われていても、本人は普通に過ごしているだけかもしれない。

だから、無愛想というだけで「性格が悪い」と決めつけるのも違う。

本当に不機嫌なのか。不機嫌に見えるだけなのか。

外からは分からないこともある。

⑨ 疲れやストレスで余裕がない

睡眠不足。

仕事量の多さ。

家庭の事情。

体調の悪さ。

そういった理由で、普段より冷たい態度になってしまう人もいるだろう。

だから、不機嫌な人を見て、すぐに幼稚だと決めつけるのは乱暴かもしれない。

ただ、事情を理解することと、こちらが何でも我慢することは違う。

必要なら助ける。

でも、相手の不機嫌をすべて引き受ける必要はない。

⑩ そもそも話しかけられたくない

最後はこれだ。

不機嫌そうにしていれば、周囲は話しかけにくくなる。

余計な雑談も減る。

一人で過ごせる時間が増える。

人と距離を取るために、あえて近寄りがたい雰囲気を作る。

そんな人もいるのかもしれない。

……。

まあ、そういう人もいるだろう。

世の中には、いろいろな人間がいるのだ。

不機嫌な人の機嫌を、なぜ周囲が取らなければならないのか

僕が一番疑問に思うのは、ここだ。

なぜ、不機嫌な人がいると、周囲がその人に合わせなければならないのだろう。

機嫌のいい人が、機嫌の悪い人に気を遣う。

普通に仕事をしている人が、相手の顔色をうかがう。

そして、不機嫌な本人は何も変わらない。

なんだか、おかしな話ではないか。

もちろん、職場では協力することが大切だ。

困っている人がいれば助ける。

体調が悪そうな人がいれば気遣う。

それはいい。

でも、不機嫌であること自体が、周囲に特別扱いを要求する理由にはならない。

「あの人、機嫌悪いから気をつけて」

そんな言葉を聞くと、僕は思う。

いや、本人が気をつけてくれ。

なぜ、こちらが気をつけなければならないのだ。

僕たちはみんな、それぞれ事情を抱えて出勤している。

眠い人もいる。

疲れている人もいる。

仕事に行きたくない人だっているだろう。

それでも、普通に仕事をしている。

自分の不満を周囲にばらまかず、淡々と働いている人もたくさんいる。

そういう人たちが、不機嫌な一人のために余計な気を遣う。

それは、あまりにも割に合わない。

不機嫌を態度に出す人への対処法

では、そんな人が職場にいたらどうすればいいのか。

僕なりに考えてみた。

まず、機嫌を取らない

一番大切なのは、これだと思う。

相手が不機嫌だからといって、こちらが必死に機嫌をよくしようとする必要はない。

「何かありました?」

「大丈夫ですか?」

「僕、何かしました?」

もちろん、本当に心配なら聞けばいい。

でも、毎回聞く必要はない。

相手の機嫌をよくすることは、僕の仕事ではない。

そもそも、他人の機嫌なんて、こちらがどうにかできるものではない。

昨日は笑っていたのに、今日は怒っている。

明日はどうなるか分からない。

そんなものを予測していたら疲れる。

天気予報ですら外れることがあるのだ。

ましてや、人間の機嫌なんて分かるわけがない。

できることなら、関わらない

僕が考える、最も手っ取り早い対処法。

できるだけ関わらない。

これに尽きる。

無理に話しかけない。

雑談をしようとしない。

仲良くなろうと頑張らない。

仕事に必要なことだけ話す。

もちろん、挨拶や業務連絡まで放棄するという意味ではない。

仕事は仕事として、きちんとする。

でも、それ以上の関係を無理に作る必要はない。

職場の人間全員と仲良くなるなんて、そもそも難しい。

合わない人がいるのは普通だ。

だったら、距離を取ればいい。

嫌いになる必要もない。ただ、関わらなければいい。

不機嫌の原因を探し続けない

「あの人、なんで怒ってるんだろう」

そんなことを考えても、答えは出ないことが多い。

自分に心当たりがあって、確認すべきことがあるなら確認すればいい。

でも、何もないなら、それ以上考えなくていい。

他人の感情を勝手に背負う必要はない。

相手が不機嫌でも、僕は普通に過ごしていい。

むしろ、不機嫌な人のせいで自分まで不機嫌になったら、もったいない。

不機嫌には、不機嫌で対抗しない

相手が冷たいから、こちらも冷たくする。

舌打ちされたから、舌打ちを返す。

これでは不機嫌な人間が二人になるだけだ。

職場の空気は、ますます悪くなる。

相手の態度に引っ張られず、必要なことだけ淡々と伝える。

それでいい。

ただし、無視や威圧によって仕事に支障が出ているなら、我慢し続ける必要はない。

何が起きたのかを具体的に伝え、必要なら上司などに相談すればいい。

大切なのは、相手の機嫌ではなく、実際に起きている問題に対応することだ。

人の機嫌なんて、考えなくていい

結局、僕が言いたいのはこれだ。

人の機嫌なんて、いちいち考えなくていい。

あの人、今日機嫌悪いな。

僕、何かしたかな。

話しかけない方がいいかな。

どうすれば笑ってくれるかな。

知らん。

考えなくていい。

僕たちは、他人の機嫌を管理するために生きているわけではない。

自分の仕事をして、自分の時間を過ごせばいい。

相手が怒っているなら、怒っていればいい。

こちらに関係のある問題なら、言葉で伝えてくれればいい。

言葉にしない不機嫌まで、こちらが解読する義務はない。

不機嫌な人が一人いるからといって、僕まで暗い気持ちになる必要はない。

できるだけ関わらない。

必要な会話だけする。

余計なことは考えない。

これでいいと思う。

さて。

ここまで、職場で不機嫌を態度に出す人について書いてきた。

幼稚だ。

めんどくさい。

周囲に迷惑だ。

自分の機嫌くらい、自分で取ってほしい。

僕はそう思っている。

そして、そんな人への対処法まで紹介した。

我ながら、なかなか立派なことを書いたと思う。

ただし。

ここで一つ、告白しなければならない。

実は、僕もする。

……。

お前もかい。

そう思っただろう。

僕もそう思う。

ここまで散々批判しておいて、何を言い出すのか。

でも、事実なのだ。

僕も職場で、不機嫌を態度に出す。

しかも、僕の場合は少し事情が違う。

本当は、不機嫌ではない。

むしろ、ご機嫌なのだ。

僕はご機嫌なのに、不機嫌を演じている

どういうことか。

僕は職場で、必要以上に話しかけられたくない。

もちろん、仕事の話はする。

でも、興味のない雑談を延々と続けたいとは思わない。

一人で静かに過ごしたい。

ただ、それだけだ。

ところが、愛想よくしていると、人は話しかけてくる。

笑顔で返事をすると、会話が続く。

相手は悪くない。

むしろ、親切に話しかけてくれているのかもしれない。

でも、僕は静かに過ごしたい。

そこで考えた。

最初から、話しかけにくい人間になればいいのではないか。

表情を抑える。

声のトーンを落とす。

返事を短くする。

必要以上に笑わない。

愛想を振りまかない。

そうやって、話しかけにくい雰囲気を作る。

しかも、無意識ではない。

意図的にやっている。

僕は、自分の態度を巧みに操っているのだ。

何をそんなに得意げに語っているのだろう。

ただの感じの悪い人間ではないか。

でも、僕には目的がある。

静寂を保つためだ。

誰かに心配してほしいわけではない。

構ってほしいわけでもない。

怒っている理由を察してほしいわけでもない。

むしろ、何も聞かないでほしい。

そっとしておいてほしい。

そして、静かに過ごせると、僕はさらにご機嫌になる。

つまり、こういうことだ。

機嫌がいい。

この快適さを維持したい。

だから不機嫌を演じる。

誰も話しかけてこない。

静かに過ごせる。

さらに機嫌がよくなる。

なんという素晴らしい循環だろう。

いや、待て。

素晴らしいのは僕だけではないか。

周囲の人からすれば、ただの不機嫌な人間だ。

職場の人は、僕のことをどう思っているのだろう

おそらく、こう思っている。

「あの人、機嫌悪いな」

「結構、態度に出る人なんやね」

「話しかけにくいな」

違う。

態度に出ているのは、本当の感情とは真逆のものだ。

僕はご機嫌なのだ。

心の中では、鼻歌を歌っているかもしれない。

今日も静かだ。

快適だ。

いい一日だ。

そんなことを考えている。

ところが、外から見ると不機嫌そうな顔をしている。

心の中は晴天。

外には雷注意報。

自分で天気を操作しているのである。

しかも、周囲はそれを知らない。

「あの人、機嫌悪そうだから、そっとしておこう」

そう思っているのかもしれない。

そして僕は、その静寂を満喫している。

周囲が僕の機嫌を心配している間、僕はご機嫌に過ごしている。

……。

なんだ、この人間は。

ちょっと怖いではないか。

もう一つ、不機嫌を演じる理由がある

実は、理由はそれだけではない。

上司に対しても、不機嫌そうな態度を取ることがある。

仕事をしていると、ときどき思うのだ。

「お前、アホやな」

もちろん、直接は言わない。

かわいそうだからだ。

僕にも、それくらいの優しさはある。

だから、態度で伝える。

表情を消す。

返事を短くする。

声のトーンを落とす。

「今の発言、どうかと思いますよ」

そんな気持ちを、言葉にせず伝えようとする。

なんという穏便な方法だろう。

相手を傷つけないための、静かな抗議。

僕はそう考えている。

しかし、冷静に考えてみよう。

上司は、僕が何を伝えたいのか分かっているのだろうか。

もしかすると、

「あいつ、なんか機嫌悪いな」

と思っているだけかもしれない。

僕は伝えているつもりで、何も伝わっていない可能性がある。

しかも、直接言わない自分を優しいと思っている。

これはなかなかの人物ではないか。

ただし、全員にこんな態度を取っているわけではない

ここで、もう一つ説明しておきたい。

僕は職場の全員に不機嫌を演じているわけではない。

職場にも好きな人はいる。

話したい人だっている。

そういう人とは普通に話す。

笑うこともある。

楽しく会話をすることもある。

別に、人間そのものが嫌いなわけではない。

誰とでも話したいわけではないだけだ。

だから、相手によって態度が変わる。

話したい人には普通に接する。

あまり関わりたくない人には、話しかけにくい雰囲気を作る。

つまり、僕は人間関係を自分なりに調整している。

なんと合理的なのだろう。

……と思ったところで、ふと気づいた。

前半で、僕は何と書いていただろう。

「相手によって態度を変える人は厄介だ」

そうだ。

僕がやっていることではないか。

しかも、僕の場合は計画的だ。

感情に任せているわけではない。

ちゃんと考えて、態度を使い分けている。

余計にたちが悪い。

ここまで批判していた人物より、僕の方がめんどくさいのではないか

恐ろしいことに気づいてしまった。

僕は前半で、不機嫌を態度に出す人を散々批判していた。

幼稚だ。

めんどくさい。

周囲に迷惑だ。

自分の機嫌くらい、自分で取れ。

そう書いた。

でも、彼らは本当に機嫌が悪いのかもしれない。

嫌なことがあって、それが顔に出てしまっているのかもしれない。

少なくとも、態度と感情は一致している。

一方、僕はどうだ。

ご機嫌なのに、不機嫌を演じている。

しかも、相手によって使い分けている。

静かに過ごしたいから。

話しかけられたくないから。

上司に無言の抗議をしたいから。

そんな理由で、不機嫌そうな人間を作り上げている。

そして、それを合理的な行動だと思っている。

……僕の方が、よっぽどめんどくさいじゃないか。

他人の不機嫌は幼稚だと言いながら、自分の不機嫌には立派な理由をつけている。

他人には「言葉で伝えろ」と言いながら、上司には態度で伝えている。

他人には「相手によって態度を変えるな」と思いながら、自分は相手によって使い分けている。

そして、他人には「周囲に気を遣わせるな」と言いながら、自分も周囲に気を遣わせているかもしれない。

見事に全部、自分に返ってきた。

なんというブーメランだろう。

しかも、僕はここまで書いておきながら、明日から急に愛想のいい人間になるつもりもない。

たぶん、明日も静かに過ごしたい。

好きな人とは話したい。

苦手な人とは、できるだけ距離を取りたい。

そんな自分がいる。

結局、人の本当の気持ちなんて分からない

今回、考えてみて思ったことがある。

人の態度だけで、その人の本当の感情が分かるとは限らない。

不機嫌そうな人が、本当に怒っているとは限らない。

無愛想な人が、人間嫌いとは限らない。

何かを考えているのかもしれない。

疲れているのかもしれない。

ただ静かに過ごしたいだけなのかもしれない。

あるいは、僕のように、意図的に不機嫌を演じている人間だっている。

だからこそ、他人の機嫌を必要以上に考えなくていいのだと思う。

分からないものは、分からない。

無理に読み取ろうとしなくていい。

仕事に必要なことは、きちんと伝える。

困ったことがあれば、言葉で確認する。

それ以上は、相手の感情に踏み込みすぎなくてもいい。

ただし、僕自身も忘れてはいけない。

本当はご機嫌でも、不機嫌そうに振る舞えば、周囲には不機嫌として伝わる。

自分の意図と、相手が受け取るものは違う。

僕が静寂を守っているつもりでも、誰かに余計な気を遣わせているかもしれない。

そこは、自覚しておく必要があるだろう。

さて。

職場で不機嫌を態度に出す人。

幼稚で、めんどくさい。

そう思って書き始めたこの記事。

まさか最後に、自分が一番めんどくさい人間として登場するとは思わなかった。

いや、少しは思っていた。

だって、全部自分でやっているのだから。

僕はご機嫌なのに、不機嫌を演じているのだ。

……それ、もっとめんどくさい奴じゃないか。

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