また連絡先を全部消しえて、SNSもやめてしまったよ、、
人間関係リセット症候群になってしまっている人が、最近とても増えているんだよ!
人間関係リセット症候群!?どうしたら解決できるんだろ??
今回は人間関係リセット症候群!SNSを突然やめたり人間関係を急に切る心理と解決策について紹介するね!
人は毎日の生活や仕事でたくさんの人と関わって生きています。
しかし、日々の人間関係に疲れてしまい、「人間関係をリセットしたい」と周囲との連絡を断ってしまう人も、近年では多くいます。
本記事では、人間関係リセット症候群の原因を探り、その解決策を解説していきます。
まずは、人間関係をリセットしてしまう、仕組みを理解することがとても重要です。
人間関係をリセットすることは、何もメリットはありません。
その範囲は、友人や知り合いだけではなく結婚相手や職場の人間関係にまで及び、離婚や退職にまで至るケースもあります。
人間関係リセット症候群に悩んでいる方は、ぜひご参考にしてみてください!
⚫︎SNSを突然やめたり人間関係を急に切る心理
人間関係をリセットしてしまう仕組みを理解しよう!
SNSを突然やめたり人間関係を急に切る人の深層心理ではどんなことが起こっているのでしょうか?
それは、私のことを分かってほしい、理解してほしいという、強烈な渇望と欲求が無意識に存在していて、本人もそれに気づいていないからです。
無意識の層にある、そのような強烈な欲求があって、それが原因で『人間関係をぶち壊してしまう』という行為を行ってしまいます。
幼少期の頃から、自分のことを理解してもらえた経験が少ない
これは、幼少期の頃の親子関係に始まり、その後の学生時代、そして社会人生活、今日に至るまでの経験が関係しています。
特に子供の頃に、『自分のことをわかってもらえた』という感覚(自分に寄り添ってもらえたり、同意してもらえたり、共感してもらえたり)を大人からもらえなかった人たちです。
小中学校になっても、そのような経験が少ない人たちは、大人になるにつれて、どんどん気持ちを抑圧してしまいます。
『私のことをわかってほしい(私自身の苦しいとか、悲しいとか気持ち)』と大人になればなるほど、表には出すことができません。
大人になって、この気持ちを表に出してしまうと、当然人はビックリして距離を置きます。
そして、この抑圧した気持ちが、強烈に『私のことをわかってほしい(私自身の苦しいとか、悲しいとか気持ち)』が膨れ上がってしまいます。
無意識に、相手に過剰な期待を抱いてしまう
人間関係がスタートした初めは、『この人はもしかすると私のことをわかってくれるかもしれない!』と期待が始まり、一気にその人に傾倒していきます。
『この人と友達になりたい!』『この人と仲良くなりたい!』と本人も相手の話を聞いたり、趣味を合わせてみたり頑張ります。
そして自分のことも少しずつ話すようになって、『そんなことがあったんだ、、大変だったね、、』なんて言ってもらえると、『本当にこの人なら私のことを分かってくれるかもしれない!』
というふうに、過剰な期待がどんどんと膨らんできます。
これはインターネットやSNS上でも同じです。SNSでも自分が投稿したことに関して、少しでもリプライがついたりすると、認められた感じがして、すごく嬉しくなります。
SNSで新しいアカウントでスタートすると、好意的な反応が返ってきて嬉しいのです。
新しい人間関係をスタートした時は、この過剰な期待と共に始めることができます。
ですが、問題なので欠乏感そのものである『相手への過剰な期待』『私のことをわかってほしい』気持ちはどんどんエスカレートしていきます。
そして、相手をどんどん自分の中で理想化していってしまいます。
『私のことをわかってるんだから、こんなこと言っても大丈夫なんだな』と次第に、相手への距離感がわからなくなってしまいます。
期待を寄せて、最初は人間関係を頑張るのですが、無理をしているので長く続かずにリセットしてしまうのです。
相手が自分の期待に応えてくれなかった時にがっかりしてしまう
そして、相手の一挙手一動に勝手にがっかりしてしまいます。
例えば、LINEの返事が既読になっているのに、すぐに返って来なかったりした時に『私のことを大切にしてくれるんだったら、なんで返事かが返ってこないんだろう』と気持ちを落としてしまうのです。
相手の都合なんて関係ありません。
相手の都合=自分にとって残念な反応、が一瞬でも垣間見られた時に、ものすごくがっかりしてしまいます。
期待を寄せた相手に、勝手にがっかりして、失望して自分から嫌いになってしまうのです。
この人もわかってくれないのだ、と勝手に判断して落ち込み、怒りに変わってきます。
人によっては、がっかりだけでなく攻撃してしまう人もいます。
これは、会社の人間関係も同じで、この上司なら『私のことをわかってくれる』、『この上司の元で働けば、もっとこの仕事が好きになるかもしれない』と最初は頑張ります。
しかし、上司もいつもあなたのために何かをしてあげたり、あなたの期待通りに動いてはくれません。
その時に上司に対してもすごくガッカリしてしまいます。
もうけの職場は嫌だ!となります。
このような経験を子供の頃から、何度も何度もしています。勝手に期待を裏切られて、落ち込んでを繰り返しているのです。
SNSでも、最初はいいリプライがついて嬉しいのですが、投稿していくうちに『あの人の返事がこない!』『自分の期待していた返信と違う』なんてことがあると、急に嫌になってしまいます。
自分を守るためにブロック・リセットする
傷ついた自分の自己防衛として、最終的にブロック・リセットをしてしまいます。
なぜ最後にリセットしたいのかというと、それは自分が勝ったことにしておかないと心が保てないからです。
防衛反応として、最終的に自分からブロック・リセットすることをしないと、自分の気持ちが保たれずに、気が済まないのです。
つまり本人としては、傷ついたことから立ち直るために『私からあなたのことはもういいです』『あなたとの人間関係はここで終わり』と自分が最後に切って、勝ったことにしないと収まりがつかなくなります。
だから連絡先を消したら、ブロックしたり、SNSのアカウント自体を消してしまったりしてしまうのです。
人間関係が勝ち負けになっている感覚があります。最終的に自分が勝つために、ブロック・リセットをしているのです。
全てを0に戻すことをしないとき気が済まない、ということが起きています。
⚫︎人間関係をリセットするデメリット
人間関係をリセットすることはデメリットばかりだよ!
長期的な深い関係を気づくことができない
人間関係を簡単にリセットする癖がついてしまうと、何かしらの問題が生じた際に「まずはリセットすればいい」という簡単な解決策に頼ってしまいがちです。
この癖が強くなると、相手との信頼関係を築くことや、相手の嫌な部分を受け入れる力を養うことが難しくなります。
さらに、リセットが当たり前の状態になると、他人を信頼することが難しくなり、逆に深い関係を築きにくくなることがあります。
また、リセットに慣れきってしまうと、初対面の人とのコミュニケーションにおいても「いずれ関係は終わるだろう」という先入観が先行し、深い友情や協力関係を築く意欲が薄れてしまいます。
要するに、繰り返しのリセットが癖として根付くと、信頼や深い人間関係を築く力が低下し、長期的な深い関係を気づくことができなくなります。
いざという時の助けを失う
他人との断絶は簡単な選択かもしれませんが、その行動は深刻な結果を招く可能性があります。
無思慮に人間関係を断ち切ることで、頼る手段や重要な助けを失うことになります。
自分がピンチに陥った時に、誰も周りに助けてくれる人がいません。
瞬間の感情に任せて全ての繋がりを断つことは、築いてきた信頼を一気に失うことに繋がります。
些細なできごとが、相手にとっては「裏切られた」「これまでの関係は何だったのか」という感情を引き起こすこともあります。
⚫︎人間関係リセット症候群の解決策
人間関係リセット症候群の解決策について紹介するね!
まずはリセットしてしまう仕組みを理解することが重要
まず初めに、リセットしてしまう仕組みを理解することがとても重要です。
気づくだけでも、このリセットをしてしまうパターンを繰り返さなくなります。
自分の中で腑に落ちるまで、理解しましょう!
そして、ツライかもしれませんが、受け入れることが大事です。
受け入れることで、大元の抑圧された部分が緩んできます。
人間関係をリセットしたくなったら保留する
何もかもブロックやリセットをしたくなったら、一旦そこで保留にする選択肢を持って欲しいです。
何ヶ月か後に、ふとしたタイミングで『別に大したことなかったなぁ』と思える日が来ます。
冷静な判断ができていない状態は危険です。
リセットしたくなった時は一旦、冷静になるまで、保留しましょう。
人に期待しすぎない
人間関係リセット症候群に陥らないためには、人に期待しすぎないことも大切です。
人間関係は、仕事やプライベートに関わらず、自分の思い通りにならないことも多くあります。
そのため、他人に期待しすぎてしまうと、ストレスを感じやすくなります。
「人間関係では、思い通りにならないことがたくさんある」ということを念頭におき、考えすぎないことを意識しましょう。
こちらの記事に、期待を下げる方法を解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
デジタルデトックスする
現代社会では当たり前のように利用されているインターネットやSNSは、常に膨大な情報で満ち溢れており、知らず知らずのうちに頭や心が疲弊してしまうことがあります。
毎日デジタルデトックスを実践するのが難しい場合でも、週に1日など、自分の生活に合わせてルールを設けてみることが重要です。
特にSNSにおいて、アカウントを頻繁に作り直してしまう人間関係リセット症候群の場合、SNSへの依存も懸念されます。
そのため、意識的なデジタルデトックスを行い、SNSへの依存度を低減させることは、人間関係のリセット症候群の改善に繋がるでしょう。
日々のデジタルの刺激を減らし、心身の健康を保つために、自分に合ったバランスを見つけることが大切です。
⚫︎まとめ
人間関係リセット症候群は、幼少期の頃から、自分のことを理解してもらえた経験が少ないことから始まっています。
そして、無意識に相手に過剰な期待を抱いてしまい、勝手にガッカリして、自分を守るためにブロック・リセットしているのです。
まずは、これらの行動が起こるのかを理解して、受け入れることがとても重要です。
今回ご紹介した、解決策を少しずつ実践してみてください。
人間関係をリセットすることは、デメリットばかりです。
人間関係をリセットすることで、孤独になってしまうことが自分にとって大切な事なのか、誰かに迷惑をかけていないか、一度思い返してみて下さい。
冷静かつ前向きなアプローチを持ちつつ、自分と他者との関係を築いていくことが大切です。