女性部下から慕われる上司の特徴！女性部下は扱いにくい？マネジメントと距離感

⚫︎女性部下をどうマネジメントする？

女性部下は３タイプある！これを元に関わり方を変えてみる

女性部下は３つのタイプにわけることができます。

• モーレツバリバリタイプ
• 毎日イキイキタイプ
• 主張が苦手タイプ

それぞれのタイプを詳しく解説していきます！

①モーレツバリバリタイプ

モーレツバリバリタイプというのは、目的・実力重視で『何としても結果を出す！』『成果を出してやる！』『男性には負けないぞ！』という、負けん気の強いタイプです。

このタイプの嫌いな上司は、無能・利己的・考えが浅い、といった『能力がない上司にはついていきたくない！』という考えを持っています。

②毎日イキイキタイプ

毎日イキイキタイプというのは、関係性やプライベートと仕事『この両方の充実が大事だ！』という考えで、毎日をイキイキと過ごすことに重点を置いています。

結果を出すかどうかよりも、『人間関係』や『毎日出社して楽しい』『そこで輝いている自分が好き』というタイプです。

このタイプの嫌いな上司は、結果しか見ない、共感してくれない、仕事の話しかしないしプライベートは全然ないという上司です。

すなわち、①のモーレツバリバリタイプの目的・実力重視が苦手なのです。

③主張が苦手

主張が苦手タイプというのは、助け合いや、自分の考えを引き出してくれることを求めるタイプです。

そもそもあんまり働きたくないし、できれば仕事を増やしたくない、余計な仕事をやりたくと考えています。

でも、それを主張するのも苦手なので、気持ちを聞いてほしい、この仕事誰が助けてほしい、一緒にやってほしいこういう気持ちが強い人なのです。

このタイプの嫌いな上司は、オラオラ・イライラしている上司です。トップダウンで、あれやれ！これやれ！みたいにどんどん指示を出して、気持ちを無視していく上司が苦手なのです。

この３つのタイプの比率が、どういう分布になっているかというと、それは組織によって違ってきます。

例えば、成果主義人事の会社だとモーレツバリバリタイプの人は増えてきます。

営業の成績で評価が変わって、そこで給料も上がったりします。

みんなが、ギラギラして『何としても結果を出す！』という気持ちで仕事をしていきます。

そして、いわゆる事務職などの、与えられた作業を淡々とやってほしい、ミスなく間違いなくやってほしい、という感じであると、主張が苦手タイプの人が増えてきます。

その会社の採用戦略とか教育の仕方、評価制度、行っている事業内容で比率は全く違ってきます。

なので、女性同士でもぶつかりやすくなります。

①番と②番、①番と③番は対立しやすいです。②番と③番も根本はあまり噛み合わないことがあります。

さらに、この３つのタイプは月によって変わったりします。

バリバリ猛烈やっていたけど、ふと寂しくなってこの仕事やっていいんだろうか？と突然　①　⇨　③　に変わったり、

毎日イキイキしていた人が、仕事の面白さに気づいてしまって　②　⇨　①　に移行したりします。

そうなったとき上司に求めることと、逆に嫌いなタイプっていうのも変動してしまうから、女性部下は扱いにくい！となってしまうのです。

男女の労働観の違い

さらに、女性部下をどうマネジメントするかを、深掘りして考えていくと、男女の労働観の違いがあります。

①　期限タイマー　…　労働の期限を３年〜１０年で設定している

女性は労働の期限を3年〜10年で設定している人がとても多いです。

自分は結婚して子どもを産む、ならばこの仕事は3年ぐらい働くかな〜と期限を線引きしています。

はっきりと明確な期限でないにしても、大体、3年〜10年の間でいつかこの仕事はいつか辞めるんだ！という期限タイマーを持っているということです。

②『量』より『質』　…　限りある時間をどう過ごすか

期限があるということは時間は限られてきます。

女性にとって20代〜30代の間というのは、非常に重要な時間なのです。

その時間に『いくら売り上げを上げたのか』ということに、あまり意味がなくて『その時間をどう過ごしたのか』『どんな濃密なものがあって、どんな幸せられたのか』『どう輝けたのか』ということを、非常に切実なものとして持っています。

一方で、男性は3年〜10年の期限は設けていません。

『この会社でずっと働くんだろうな』『この会社で長くいるかもしれないな』『辞めたとしても別の会社で働くだろうな』というように、何十年も働くことを前提として、ゴールを決めていません。

なので、この3年〜10年をどのように使うかということをあまり考えていません。

③　シンデレラ願望　…　限りある時間を誰と過ごすのか

シンデレラ願望とは、この限りある時間を誰と過ごすかということに、非常に強い関心を持っているということです。

職場の上司が魅力的じゃない、好きになれない、そういう上司であれば自分の3〜１０年間が台無しになるという感覚を強く持っています。

これは一言でいうと、人生の時間が有限であるということに気付いているということなのです。

男性は割とこの辺りは、ぼやっとしていて、あんまり有限じゃないと思ってる人が多い傾向にあります。

なんとか会社入って、なんとなく続けていくんだろうな〜！といつまでとは決めてません。

男性に比べて、女性の方がこの有限な時間をどう過ごすのか、どう使うのかを逆算型で考えています。

なので、自分の最初の上司がどんな人なのか、上司の資質によって合うか合わないかが非常に出てしまうわけです。

女性部下から慕われる上司の特徴！

先ほど解説した、女性部下の3つのタイプごとに求められる上司像は違ってきます。

①モーレツバリバリタイプから慕われる上司の特徴は、強くて正しい上司です。

いわば、ビジョンを持って導いてくれる人のことをいいます。

弱かったり、ビジョンが無かったり、能力がなかったり、自分の利益を追求するような不誠実さがあったりとかをすると、この人にはついて行きたくないわけです。

②毎日イキイキタイプから慕われる上司の特徴は、温かい人です。

仕事プライベートも関心を持ってくれて、一緒にいる暖かさ、これを求めているわけです。

冷たい人、結果しか見えない人、関心を持ってくれない上司は嫌いなのです。

③主張が苦手なタイプから慕われる上司の特徴は、優しさです。

自分のことを気にかけてくれてたり、助けてくれたり、そういう優しさのある上司が慕われます。

逆に、トップダウンであれもこれは求めてくるカリカリした人、成果を求めてくる上司は苦手なのです。

このように、女性部下と言っても、自分はこのタイプは得意で苦手だということがあるのではないでしょうか。

中には、この慕われる特徴の全てを満たしている人がいます。

強くて正しいけど、他人には厳しくない。そして優しくて温かい。

このタイプの人物こそが、どのタイプの女性からも、支持される上司なのです。

どういう人物像になっていくのか、これを見直してみて下さい！

好かれるタイプと好かれないタイプがあって、それはなぜなのかというと自分の上司としての特性があるからです。

そうやって見直してみることで、自分の対応すべき方向性が見えてきます。

⚫︎女性部下から嫌われるNG言動・行動パターン

生理的要因

外見や雰囲気が整っていないことが原因で、女性部下から冷たくされることがあります。

女性は一般的に、初対面の印象を重視し、その後の日常のやり取りで徐々に相手を評価します。

特に清潔感は重要で、男性が感じる清潔感が女性にとっては異なることがあります。

もしも初期の段階では良い印象を与えていたなら、日々のやり取りでの評価が下がっている可能性があります。

外見や雰囲気の整え方に気を付けることで、女性が求める清潔感をアピールすることが重要です。

上から目線で会話をする

一言で言うと、女性の会話においては「共感」と「発散」が重要なニーズであり、これらを無視せずに受け入れることが大切です。

仕事上でも、報告や提案は要約されることが求められる一方で、女性は感情を表現しやすい環境を望んでいます。

そのため、冷静で端的な態度は重要ですが、共感を欠かずに対話することで信頼関係を築くことができます。

逆に、感情を軽視する態度は信頼を損なう原因となりますので、意識して改善することが重要です。

批評的な態度

女性部下とのコミュニケーションにおいて、批評的または批判的な態度を取ってしまうと、信頼や協力関係が損なわれかねません。

女性部下が雑談や相談を持ち掛けた際には、真摯に向き合い、共感的な姿勢を示すことが重要です。

相手が話している内容に対して、「へぇー」や「だから何」といった否定的な反応を避け、代わりに興味深そうに耳を傾けることが大切です。

具体的なコメントや質問を通じて相手の話に対して理解を示し、共感の意思を表現しましょう。

また、「今忙しいから」といった拒絶的な言葉ではなく、「今はちょっと時間が限られているけれど、後でゆっくり聞かせて！」といった穏やかな対応を心がけることも重要です。

これにより、相手に対して真剣に向き合う姿勢が伝わります。

女性部下と接する上で共感的姿勢が最も重要

女性部下と接する上で共感的姿勢が最も重要なのが共感的姿勢です。

共感的姿勢とは？

「共感的姿勢」とは、「相手の関心事や価値観に興味を示し、それをありのまま受けとめる態度・行動」と定義しています。

字面を読むとわかりづらい感じですが、要は相手の話を批判したり、評価したり、解釈したり、アドバイスしたりせずまずは受けとめる意識をもつことです。

女性部下とのコミュニケーションとの取り方には、この共感的姿勢がとても重要なのです。

相手がどういう感情を共有したくて、どのようなニーズを満たしたいのかに意識を向けながら、話を聴く姿勢が求められます。

自分自身の意見の押しつけではなく、女性部下の意見に共感を示しながら、話を展開しやわらかく収束に持っていく対応を意識してみましょう。

適度な距離感を保って接する

そいsて、大切なのは適切な距離感を保って接することです。

女性部下との会話においては特に慎重さが求められます。例えば、年齢や結婚、出産、容姿に関する話題は避けるべきです。

これらの話題がセクハラと受け取られる可能性があることを心に留めておくべきです。

何気ない返答でも女性を傷つける恐れがあるので、プライベートに踏み込みすぎる話題は出さない、適切な距離感を保つことがとても重要となってきます。

相手を尊重し、感謝の意を表すことで、女性部下との関係性を円滑に構築することができます。

⚫︎まとめ