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職場でいじめや嫌がらせが起こる理由と乗り越える対処法!モラハラの放置は危険

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たかし

やっぱり「職場のいじめ」ってあるんだね、、つらいよ、、

ねお

理解できないよね、、「我慢すればいい」と放置しておくと、さらにいじめが加速することもあるよ!

たかし

そうだよね、、でも何で職場でいじめが起きるんだろう??対処法はあるのかな?

ねお

今回は、職場でいじめや嫌がらせが起こる理由と乗り越える対処法!モラハラの放置は危険について紹介するね!

職場は日々の生活において、多くの時間を過ごす場所です。

しかし、そこで人間関係において複雑な問題が生じることも事実です。

特に、職場でのいじめやモラルハラスメント(モラハラ)は、個人のメンタルヘルスに深刻な影響を与える可能性があります。

集団で無視したり、悪いうわさを流したり、無理な仕事を押しつけたり、いまだになくならない「職場のいじめ」。

たとえ些細なことでも、職場のいじめは絶対に許されるものではありません。

本記事では、なぜ職場でいじめや嫌がらせが発生するのか、その背後にある理由に迫ります。

また、この問題にどのように向き合い、乗り越える対処法を解説していきます。

いじめやモラハラと向き合うことは勇気がいる一歩ですが、その一歩が健康で幸福な職場への道を切り開く、重要なステップとなります。

皆さんが職場での悩みに立ち向かい、共に改善を図る手助けとなれば幸いです!

目次

⚫︎職場でいじめや嫌がらせが起こる理由

ねお

まずは、職場でいじめや嫌がらせが起こる理由について解説するね!

なぜ職場でいじめが起きるのか?

まず、厚生労働省の調査によると職場のいじめや嫌がらせに対する労働相談はなんと、ここ10年間で約10倍に急増しています。

出典 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000165756.html

厚生労働省「令和2年度個別労働紛争解決制度の施行状況」より

ただ、たとえ職場で攻撃を受けたことを訴えたとしても、それがいじめや嫌がらせであると認められるケースは極めて稀だそうです。

多くの場合は『指導の一環だった』『人間関係のトラブルであって大きな問題ではない』『攻撃される側にも原因があった』など、組織ぐるみで職場のいじめを否定や放置することが多いと言われています。

残念ながら、組織によって攻撃した側が守られて、傷ついた側が切り捨てられてしまうのが現状です。

これまで職場のいじめや嫌がらせというと、一部の怖い先輩や厳しいベテランによる配慮に欠けた発言、いき過ぎた指導が大半だった物の、近年で見られる職場のいじめはこれまでとは全く異なる傾向が見られるようです。

たかし

そうなんだね、、近年のいじめはどう異なるんだろう??

ねお

近年のいじめについて解説していくね!

近年のいじめの特徴としては忙しい職場でガス抜きとしてのいじめが増えている』ということです。

長時間残業、サービス残業で休みたくても代わりがいない時、人員不足の状況で帰りたくても帰れない雰囲気がある、離職が止まらない、などの苦しい労働環境が一向に改善されない職場で働いていると、疲れや、不安、虚しさ、悔しさ、怒りのようなたくさんの不満やストレスが溜まっていきます。

誰かに話を聞いてもらたり、職場以外の場所でストレスが発散できている人は、自然とガス抜きがされていくものですが、みんながそうであるとは限りません。

不満やストレスを溜め込んだままで、働き続ける人も多くいます。

すると、元々は周囲に配慮できる優しい人でもだんだん心の余裕がなくなっていきます。

別にそんなに厳しく言う必要のないタイミングでキツく言ってしまったり、本来の自分なら許せるような些細なことが許せなくて強く指導してしまったり、同僚や組織の上層部への愚痴や文句が多くなったりします。

職場で溜まった不満や、ストレスを職場で発散するという自然現象とも言えますが、エスカレートすると発散の手段としてターゲットとなる相手を攻撃するようになります。

これこそが『忙しい職場でガス抜きの手段としての大人のいじめです』

職場いじめが起こりやすい環境

では、どのような環境が職場いじめの起こりやすい環境といえるのでしょうか。

  • そもそも労働環境が悪い職場
  • 非正規雇用の多い会社
  • 閉鎖的な環境の職場

このような環境が職場でいじめが起こりやすい環境だといえます。

残業が多かったり、休日出勤まであると、どんな人でも精神的にストレスがたまって追い詰められた状況に陥ります。

その状況が、人間味のある判断をすることが困難にさせて、いじめが発生しやすくなるのです

また、派遣社員などの非正規雇用の社員が多い場合、この仕事を辞めても「次がある」という思いから残酷な言動をしがちになるというケースがあります。

正社員との仕事能力の差、責任の違いも批判を生むことに繋がります。

さらに、外部との接触もなく、人事異動もないような閉鎖的な職場環境では、いじめが生じやすい傾向にあります。

このような閉鎖的な空間は、新入社員、中途社員、異動してきた社員のような「未知の存在」に対して、排他的な態度を示します。

共有すべき情報を共有しなかったり、会話の輪の中に故意に入れなかったりということが起こりやすいのです。

⚫︎会社がいじめやモラハラを放置する理由

ねお

いじめに対して、『うまく誤魔化せば良いだろう』という意識が、まだまだ蔓延しているんだ!

では、なぜ?いじめやモラハラを放置する会社が多いのでしょうか。

ハラスメントの相談受付を作ることを義務化されていますが、ちなんと、47%がいじめやモラハラの対策もせずに無視、放置しているそうです。

それは、放っておいた方が、会社にとって都合がいいからです。

職場のいじめは、職場でいじめや嫌がらせが起こる理由でも解説した通り、労働環境が起因となっています。

そのおかげで、会社や経営者に対して矛先が向かなくなっています。

いじめがストレスや不満の吐口となっているからです。

何も発言しないで働く労働者が、より良い人材だと考えている会社がとても多い現状です。

いじめに対して『うまく誤魔化せば良いだろう』という意識が、まだまだ蔓延しています。

職場のいじめやモラハラを放置するリスク

モラルハラスメントが放置されると、被害者の心理的な苦痛が増大し、うつ病、心身症、適応障害、心的外傷後ストレス障害(PTSD)などの精神疾患を発症する可能性が高まります。

その結果、休職や退職に至るケースも見られます。

企業や事業主がモラハラに対する防止措置を怠ると、労働環境への適切な配慮が欠如していると見なされ、法的に責任を問われる可能性があります。

これには損害賠償請求などが含まれ、企業の評判の低下や売上の減少、離職者の増加、人材採用の難しさなどが引き起こされるリスクが伴います。

そして、組織は崩壊していきます。

また、モラハラの加害者が法的な罪に問われるケースも存在します。

侮辱罪や名誉毀損罪などが該当し、これにより加害者は法的な責任を問われることとなります。

⚫︎職場のいじめが一番多いのは医療・福祉業界

ねお

職場のいじめが一番多いのは、なんと医療・福祉業界なんだ!

職場いじめが1番多い業界は医療・福祉業界です。

福祉業界だということ東京都産業労働局の集計データによると2020年の職場のいじめ相談のうち最も数が多かった業界は医療福祉業界の1480件で、これは全体の18.9%にも登ります。

さらに衝撃的なのが、この職場いじめランキングを過去に遡って見ていくと、10年前までのトップはIT業界だったのにも関わらず、2011年以降は9年連続でずっと医療福祉業会がトップなのです。

なぜこんなにも医療福祉業界に職場いじめがはびこっているのか?

問題は思ったよりもずっと深刻です。

医療福祉業界はなんと職場のいじめ相談件数が、9年連続トップであると同時にその職場いじめを減らすための対策ともいえるパワハラの予防解決のための取り組みを行っている割合ランキングではワースト1位でした。

厚労省がわざわざ数字で示してくれているのにも関わらず、そこに何の手も打っていないことは明白です。

この業界の経営者たちが職場いじめを見てみぬふりし続けている事実があると考察せざるを得ません。

⚫︎職場で嫌がらせやいじめを受けた時の乗り越え方

ねお

絶対に自分が悪いと責めないで!

では、職場でいじめを受けた時はどうしていけばいいのでしょうか?

必ず知っておいて欲しいのは、

昨今広がっている、ハラスメント防止法に基づくハラスメント対策は、働く個人を守るものではなく組織や会社を守るための仕組みであるということです。

組織としてはパワハラに対する方針や規定を決めておき、形式的な相談窓口を紹介しておけば適切ば予防策や解決策をとったといえるのです。

さらに、パワハラの加害者にならないための全体研修うあ議論は実施されていても、実際に職場でいじめや嫌がらせが起こった場合、どうやって被害者を守るのか、ここが体系化されていない組織がほとんどなのです。

上司に相談するば、きっと何とかしてくれると思いきや『まともに取り合ってくれなかったり』『あなたにも原因がある』と諭されたり、立場が悪くなったりと逆効果になってしまったという話もよく耳にします。

なので、無防備に組織や会社を信用してはいけません。

そして、たとえどんな手段を使ってでも、自分の身を守る必要があるんだということです。

その為に、サポートしてくれる人と繋がって下さい。

外部の相談センターを使ってもかまいません。どんな時も何があっても、あなたは一人ではありません。

モラハラの内容を詳細に記録するようにする

大事なのは、モラハラの内容を詳細に記録することです。

モラハラを受けていることを第三者に相談する場合は、証拠を集めてから相談することをおすすめします。

モラハラは、周りからは気付きにくいことが特徴で、自分の話だけでは、周囲の人は簡単には信じてくれない可能性があります。

さらに、モラハラ被害を相談していることが本人に伝わってしまった場合、根回しや証拠の隠滅をさせることも考えられます。

これではモラハラを立証しにくくなってしまうため、まずは証拠集めを優先しましょう。

日時、場所、原因、内容など詳細に記録しておきましょう。

その時に、録画や録音が可能なら行って下さい。メールや文書の場合はしっかりと保存しておいて下さい。

相手に消されてしまう可能性があるため、早めに記録することをおすすめします。

医師にかかっている場合は診断書も有効となります。

解決できないと判断したらすぐに転職しよう!

職場いじめが改善されない場合、転職を考えることは重要です。

その仕事は、今の職場でないと実現できないことでしょうか?

恐らく、答えはNOなはずです。

環境だけが問題ならば、環境を変えるために転職を検討することも一つの手段です。

他にも、こちらの記事のような特徴がある場合、今後のキャリアと自身の幸せを考えて、転職を検討することをおすすめします。

仕事のストレスの大半が人間関係に起因すると言われるように、職場の環境は非常に重要です。

そのようなストレスを解消するためには、自ら行動を起こすことが不可欠です。

我慢して働き続けることがうつ病やその他のストレス関連の病気を引き起こす可能性も考えられます。

無理をせず、退職や転職を検討することは自身の健康を守る手段となります。

また、退職時には「自己都合退職」ではなく「会社都合退職」をお願いすることで、失業保険の給付が早期に受けられる状態を整え、金銭面での不安を軽減できます。

自分の幸福と健康を最優先に考え、良い環境で働くために行動することが大切です。

自分が悪いと責めないで

モラハラを受けた人は、「自分に問題があるからだ」という考えから自責の念に囚われがちです。

確かに、自分にも何かしらの原因がある可能性はありますが、重要なのは自分だけが悪いわけではないという理解です。

人間関係でトラブルが生じた場合、自分と相手双方に一因があることがよくあります。

しかし、それが精神的な嫌がらせを正当化する理由にはなりません。

自分を改善することは大切ですが、一方で1人で悩みを抱え込まず、冷静に状況を見つめることが非常に重要です。

⚫︎まとめ

職場でのいじめやモラハラは、個人のメンタルヘルスや仕事へのモチベーションに深刻な悪影響を及ぼす可能性があります。

未だに相談できずに悩んでいる人や、いじめに悩み続けている人はたくさんいると思います。

いじめに悩まず楽しく過ごしていけるように、まずは勇気を出して行動に移すことが大切です。

そして、決して一人では悩まないでください

相談できる人は必ず周りにいます。時には自分の思ったことを口にすることも必要です。

また、自身のメンタルヘルスを大切にし、必要であれば専門家の協力を仰ぐことも重要です。

いじめやモラハラに対する被害者は一人で悩まず、サポートを求めましょう。

そして、会社としてもいじめやモラハラを放置することはやめましょう!

いじめやモラハラに打ち勝つためには、個人だけでなく組織全体が協力し合い、変革を促進していくことが必要です。

未来の職場環境をより良くするために、今日から行動しましょう!

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