Instagramのフォロワーが1万人を超えた。
僕が運営しているのは、本を紹介するアカウントだ。
小説を読んで、一冊ずつ紹介したり、「犬が登場する小説」「吹奏楽小説」「旅する小説」のようにテーマを決めて何冊かまとめたりしている。
特別な知識があったわけではない。
SNS運用の仕事をしていたわけでもないし、マーケティングを専門的に勉強したこともない。
「Instagramのアルゴリズムを完全攻略!」
みたいなことも、まったく分からない。
というか、今も分からない。
Instagramの中で何がどう判断され、どの投稿が誰に表示されるのか。
そんなもの、僕には分からない。
それでも1万人まではいった。
Instagramの伸ばし方を検索すると、いろいろな「必勝法」が出てくる。
毎日投稿しろ。
リールをやれ。
保存率を上げろ。
シェア率を意識しろ。
ペルソナを設計しろ。
プロフィールを作り込め。
ストーリーズを毎日更新しろ。
ハッシュタグを研究しろ。
投稿時間を考えろ。
世界観を統一しろ。
最初の一秒、最初の一枚で惹きつけろ。
とにかく、いっぱいある。
全部読んでいると、Instagramを始める前にInstagram大学を卒業しないといけないような気分になる。
でも、実際に僕が1万人までやってみて思う。
そんなに難しく考えなくてもいい。
もちろん、「これは大事だった」と思うものもある。
逆に、「これは別にやらなくてもよかった」と思うものもある。
そして何より、Instagramを始めたばかりの頃から、保存率だのシェア率だのアルゴリズムだのを考えすぎる必要はないと思っている。
この記事では、
「こうすれば絶対に1万人いけます」
という話はしない。
そんな方法があるなら、僕が教えてほしい。
これは、
僕が実際にInstagramで1万フォロワーまでいく中で、何をやって、何をやらなかったのか。
その答え合わせである。
「稼ぎたい」だけで始めると、たぶん続かない
Instagramを始める理由は、人それぞれでいい。
もちろん「稼ぎたい」でもいい。
でも、最初からそれだけを目的にすると、僕はかなりしんどいと思う。
なぜなら、最初は本当に誰にも見られないからだ。
一生懸命投稿を作る。
投稿する。
伸びない。
もう一度作る。
伸びない。
フォロワーも増えない。
もちろん、お金にもならない。
それでも次の投稿を作らなければいけない。
「稼ぎたい」だけで始めた人にとって、この期間はかなり苦しいはずだ。
だって、稼げていないのだから。
僕は本のアカウントを始めた。
なぜ本なのか。
本が好きだからだ。
それだけである。
「本ジャンルは収益化しやすいのか」
知らない。
「Instagramでは本の投稿が伸びやすいのか」
知らない。
たぶん、ものすごく稼ぎやすいジャンルでもないと思う。
でも、そんなことはどうでもよかった。
本を読むのが好きで、本のことなら投稿を作れる。
だから本にした。
これが結果的にかなり大きかったと思っている。
投稿が伸びなくても、本を読むこと自体は楽しい。
フォロワーが増えなくても、次に読みたい本はある。
つまり、Instagramの数字とは別のところに「好き」がある。
これは強い。
Instagramをやめたとしても、僕は本を読む。
だから続けられる。
僕がジャンルを決めるなら、「伸びるジャンル」より先に、
60投稿しても、まだその話をしたいと思えるジャンルか。
を考える。
Instagramのために趣味を作るのではなく、すでに好きなものの横にInstagramを置く。
そのくらいでいいと思う。
最初に、同じジャンルで「好きな人」を5人くらい見つける
ジャンルを決めた。
じゃあ、いきなり投稿を作るのか。
作ってもいい。
でも僕なら、その前に同じジャンルのアカウントを見る。
5人くらいでいい。
ここで大事なのは、フォロワー数だけで選ばないことだ。
「この人の投稿、好きだな」
「こんなアカウントにしたいな」
と思える人を探す。
そして、その5人がそれぞれ何をやっているのかを見る。
一人はテーマ別のまとめ投稿がうまい。
一人は一冊の本を深く紹介している。
一人は新刊まとめがうまい。
一人はランキング企画がうまい。
一人はフォロワーが参加したくなる投稿がうまい。
そんな感じでいい。
そして、5人それぞれから一つずつ「やり方」を学ぶ。
ここで言っているのは、内容を丸ごとパクるという意味ではない。
「この人は、こういう企画が強いんだな」
という構造を見る。
一人だけを徹底的に真似すると、その人のコピーになりやすい。
でも5人くらい見て、それぞれの得意な部分を一つずつ持ってくると、少しずつ違うものになる。
そこに自分の好みも入ってくる。
最初から「完全オリジナルの投稿を作らなければ」と考えなくていい。
そもそも、始めたばかりなのに何が自分らしいのかなんて分からない。
一回、そっくりに作ってみてもいい。ただし投稿はしない
いいと思った投稿があれば、一度自分で作ってみるのもいいと思っている。
もちろん、それをそのまま投稿するのではない。
練習だ。
デザインでも文章でも、見るのと作るのでは全然違う。
「この表紙、シンプルだな」
と思っていても、実際に作ってみると、
文字の大きさ。
余白。
写真の位置。
情報量。
ページの順番。
いろいろ考えられていることに気づく。
見るだけでは分からない。
一回作ってみると分かる。
そして一度作ったら、今度は見本を閉じる。
そこから自分で作る。
そうすると、完全なコピーではなくなる。
「僕ならここはこうする」
「この色の方が好きだ」
「この文章はいらない」
「ここに一枚追加したい」
そんなものが少しずつ入ってくる。
それでいい。
最初から自分の色を作ろうとしなくていい。
自分の色は、続けているうちに勝手に出てくる。
投稿の「型」を作る
ある程度作ったら、投稿の型を決める。
毎回ゼロから考えていると、しんどい。
表紙はこんな感じ。
文字はこれ。
一冊紹介なら、この順番。
まとめ投稿なら、この構成。
ある程度決めてしまう。
そうすると、投稿を作る速度が一気に上がる。
毎回「フォントどうしよう」「表紙どうしよう」と考えなくていい。
考えるべきところを、内容に使える。
ただし、ここで一つ大事なのは、
一度作った型を守り続ける必要はない。
ということ。
型はルールではない。
楽に作るための道具だ。
しばらくやってみて、全然伸びない。
同じ形式を何度やっても反応が悪い。
だったら壊せばいい。
表紙を変える。
文章を変える。
構成を変える。
企画そのものをやめる。
全部変えてもいい。
「継続が大事だから」と、伸びないものを延々と続ける必要はない。
僕は、同じことを続けることだけが継続だとは思っていない。
改善しながら続けるのも継続だ。
最初の60投稿くらいは、とにかく作る
最初は数字が気になる。
投稿した。
10分後に見る。
いいね3。
また見る。
4。
また見る。
4。
動かない。
不安になる。
でも、最初なんてそんなものでいい。
閲覧数がほとんどなくてもいい。
フォロワーが増えなくてもいい。
そこで「才能がない」と判断するには早すぎる。
僕なら、とりあえず60投稿くらい作る。
もちろん数字は見る。
僕だって見る。
「お、今回はちょっと伸びたな」
「これは全然あかんな」
くらいは普通に見る。
でも、最初から数字に振り回される必要はない。
投稿が10個しかない状態で、
「僕のアカウントは保存率が弱い」
なんて分析しても、まだ分からない。
そもそも投稿を作ること自体に慣れていない。
テーマ選びも下手かもしれない。
デザインもまだ変わる。
文章も変わる。
何が自分に向いているのかも分からない。
だから最初の60投稿くらいは、
フォロワーを増やす期間というより、自分のアカウントを知る期間
だと思えばいい。
作る。
投稿する。
見る。
また作る。
それを繰り返す。
自分の色は、投稿しているうちに勝手に出てくる
「世界観を作りましょう」
「あなたらしさを出しましょう」
よく言われる。
でも、始めたばかりで「僕らしさとは何か」を考えても、僕なら分からない。
そんなものは後からでいい。
投稿を続けていると、不思議と同じものを選ぶようになる。
好きなテーマ。
好きな言葉。
好きなデザイン。
好きな本。
文章の癖。
写真の選び方。
フォロワーへの話しかけ方。
それが何十投稿も積み重なる。
すると、いつの間にか、
「あ、この人の投稿だ」
と分かるようになってくる。
それが自分の色なんだと思う。
最初から決めるものではない。
続けた結果、残ったものが自分の色になる。
「いいね回りは意味がない」とは思わない
僕は、いいね回りは大事だと思っている。
もちろん、何百人にも機械的にいいねを押しまくれ、という話ではない。
同じジャンルの投稿を見る。
いいと思ったら、いいねする。
コメントしたいと思ったら、コメントする。
それでいい。
SNSなのだから。
僕は単純に、
いいねしてほしいなら、自分からもいいねしたらいい。
と思っている。
自分は誰にも反応しない。
でも自分の投稿には反応してほしい。
それは少し一方的じゃないかと思う。
相互さんも大事だ。
最初は特に、投稿してもほとんど誰にも見られない。
そんな中で、いつも反応してくれる人がいる。
コメントをくれる。
こちらも相手の投稿を見る。
それだけでも続けやすくなる。
そして、他の人の投稿を見ること自体が勉強にもなる。
「このテーマ人気なんだ」
「この表紙いいな」
「この切り口は思いつかなかった」
自然に情報が入ってくる。
いいねをすることと、研究することを別々に考えなくてもいい。
普通にInstagramを楽しんでいれば、その両方ができる。
コメントをもらったら、倍くらいの熱量で返す
コメント返信も大事にしている。
僕の場合、コメントをもらったら、
相手がくれた熱量の倍くらいで返す。
くらいの感覚でいる。
もちろん、本当に文字数を2倍に数えているわけではない。
気持ちの話だ。
「この本、大好きです!」
とコメントしてくれた人に、
「ありがとうございます!」
だけで終わらせるより、
「おおー!この作品お好きなんですね!」
と、その本についてもう少し話した方が楽しい。
相手が吹奏楽経験者なら、そこにも触れる。
学生なら、その人だからこそ感じそうなことにも触れる。
相手が自分の時間を使ってコメントを書いてくれた。
だったら、こちらもちゃんと返したい。
それだけだ。
「コメント返信をするとエンゲージメント率が上がる」
とか、
「アルゴリズムに評価される」
とか、
そういう話ではない。
知らん。
そんなことは知らん。
コメントしたのに「ありがとうございます!」だけ返ってくるより、ちゃんと返事が来た方が嬉しい。
僕はそう思うから、そうしている。
フォロワーが1万人になると、「1万人」という一つの大きな数字に見える。
でも実際にコメント欄に来るのは、一人の人だ。
その瞬間は、
1万人対僕ではない。
一人対一人だ。
SNSなのだから、そこは普通に人と話せばいい。
僕はそれでいいと思っている。
ペルソナ設計はしていない
Instagram運用では、「ペルソナを設定しましょう」とよく言われる。
年齢。
性別。
仕事。
住んでいる場所。
趣味。
悩み。
休日の過ごし方。
かなり細かく架空の人物を作る方法もある。
僕はやっていない。
本が好きな人に本を紹介する。
最初はそれくらいだった。
というか、僕は最初から、
なんでわざわざ狭めるんだろう。
と思っている。
まだ誰が投稿を見てくれるか分からない。
それなのに、
「25歳から34歳の女性会社員に届けます」
とこちらから決めてしまう。
僕にはその必要性があまり分からなかった。
本を読む高校生が見てくれるかもしれない。
20代が見てくれるかもしれない。
50代が見てくれるかもしれない。
男性も女性もいる。
最初から僕が入口を狭くする必要はない。
まず投稿する。
すると、本当に人が来る。
コメントも来る。
反応も来る。
そこで初めて、
「こういう人が見てくれているんだ」
と分かる。
架空の読者を先に作るのではなく、実際に来てくれた読者を見る。
僕はそれでいいと思っている。
もちろん、商品を売るための広告などでは、明確なターゲット設定が必要な場合もあるだろう。
でも、少なくとも僕が本のアカウントを0から始めたときには、細かなペルソナ設計は必要なかった。
保存率を上げろと言われても、そんな自由自在に上げられるのか
Instagram運用を調べていると、「保存率が大事」という話もよく出てくる。
保存はもちろん大事だと思う。
僕も自分の投稿が保存されたら嬉しい。
でも、
「保存率を意識して投稿を作りましょう」
と言われると、少し疑問に思う。
意識したら保存率の高い投稿を自由自在に作れるのだろうか。
できるなら、全部それをやればいい。
毎回保存率の高い投稿を作ればいい。
でも、実際にはそんな簡単ではない。
投稿してみないと分からない。
「これは絶対伸びる」
と思ったものが伸びないこともある。
逆に、
「まあ普通かな」
と思っていたものが伸びることもある。
保存も同じだ。
だから僕は、
保存率を上げるために投稿するというより、投稿した結果として保存率を見る。
この順番でいいと思っている。
投稿する。
保存された。
「こういう投稿は保存されやすいんだな」
と知る。
次に生かす。
それでいい。
いいねも、保存も、シェアも、全部大事。でも一つずつ採点しなくていい
これは保存だけではない。
いいねも大事。
保存も大事。
シェアも大事。
コメントも大事。
フォローしてもらえることも大事。
全部大事だ。
でも僕は、
「この投稿はシェア率が低いからダメ」
「保存率が低いから改善しないと」
「いいね率が前回より低い」
みたいに、一つ一つの数字を取り出して投稿を採点する必要はないと思っている。
投稿によって役割が違うからだ。
たとえば「おすすめ小説15選」のような投稿なら、
「あとで読みたい」
と思って保存する人が多いかもしれない。
「これ友達も好きそう」
と思ってシェアする人もいるかもしれない。
一方、一冊の小説について深く感想を書いた投稿なら、保存やシェアは少ないかもしれない。
でも、その本を好きな人から長いコメントが来るかもしれない。
それでいい。
その投稿は、その仕事をしている。
全部の投稿で、
いいね。
保存。
シェア。
コメント。
フォロー。
全部を最大化しようとする必要はない。
そんな投稿を毎回作れるなら苦労しない。
数字は全部見る。でも、一つの数字に振り回されない。
僕はそのくらいでいいと思う。
数字は、投稿を作る前に自分を縛るものではない。
投稿した後の答え合わせに使うものだ。
伸びなくても気にしない。でも、伸びなかったことは覚えておく
投稿が伸びない。
これは普通にある。
前回5万回見られたのに、今回は5000回。
そんなこともある。
そこで毎回、
「終わった」
「アルゴリズムに嫌われた」
「アカウントが死んだ」
と考えていたら疲れる。
僕はそこまで気にしない。
ただし、
伸びなかったという事実まで無視するわけではない。
何度かやってみる。
それでも伸びない。
だったら、
「これは無理なんやな」
「こういうのは受けないんやな」
と思う。
そして消していく。
このテーマは受けない。
この見せ方は弱い。
この企画は反応が薄い。
この表紙は止まってもらえない。
一つずつ消す。
僕は最初から正解を当て続けて1万人になったわけではない。
むしろ、
不正解を一つずつ消していった。
という方が近い。
一回伸びなかっただけで全部捨てる必要はない。
たまたまかもしれない。
でも何度やっても同じなら、変える。
同じことを続けて、同じように伸びていないなら、時間がもったいない。
そのときは型ごと壊してもいい。
投稿には「広い投稿」と「狭い投稿」がある
僕は全部の投稿を大衆向けにしなくていいと思っている。
たくさんの人が興味を持ちやすいテーマがある。
逆に、一部の人にしか興味を持たれないテーマもある。
本のアカウントなら分かりやすい。
「○○な小説15選」
のようなテーマ投稿は、比較的入口が広い。
その中の一冊を知らなくても見られる。
何冊か気になる本が見つかるかもしれない。
一方、一冊の本だけを深く紹介する投稿は、その本に興味がない人にはスルーされるかもしれない。
当然、閲覧数に差が出る。
でも、それでいい。
僕は最初「強い投稿」「弱い投稿」と考えていたけれど、正確には、
広い投稿と狭い投稿
なのだと思う。
狭い投稿は、弱いわけではない。
対象となる人数が少ないだけだ。
だから、前回の投稿より閲覧数が少なくても、いちいち落ち込まない。
そもそも狙っている人数が違う。
「広い、狭い、狭い、狭い、広い」くらいの波を作る
僕は、大衆向けの投稿ばかりを連発しない。
感覚としては、
広い → 狭い → 狭い → 狭い → 広い
くらい。
波を作る。
大きく伸びやすいテーマ投稿を出す。
その後、一冊紹介をする。
自分が単純に紹介したい本を出す。
少し狭いテーマを出す。
そして、また広い企画を出す。
ずっと「絶対保存!」「おすすめ15選!」「知らないと損!」みたいな投稿ばかりでは、見る側も疲れる。
そして何より、僕が飽きる。
Instagramを伸ばすためだけに本を読んでいるわけではない。
「この本、よかったな」
と思ったら、その本を紹介したい。
それで閲覧数が大衆向け投稿より少なくてもいい。
全部の投稿をバズらせる必要はない。
むしろ普通の投稿があるから、大きな企画が来たときに変化が出る。
アカウント全体で緩急をつける。
僕はその方が楽しい。
投稿の目的を3つくらいに分ける
投稿が増えてきたら、目的をいくつかに分けるのもいい。
僕なら3つくらいで十分だと思う。
たくさんの人に見てもらう投稿。
いつも見てくれている人に深く届ける投稿。
コメントなどで交流が生まれやすい投稿。
そんな感じでいい。
名前は何でもいい。
大事なのは、
すべての投稿に同じ仕事をさせないこと。
大衆向けの投稿には、大衆向けの仕事がある。
一冊紹介には、一冊紹介の仕事がある。
交流目的なら、交流が生まれればいい。
それを週の中で回していく。
そうすると、
「今回の投稿は前回より閲覧数が少ない」
というだけで失敗扱いしなくなる。
前回と今回では、目的が違うからだ。
伸びた企画は擦る。ただし、すぐには擦らない
伸びた企画があった。
だったら、もう一回やればいい。
僕は普通に擦る。
だって、一度受けたというデータがあるのだから。
わざわざ捨てる必要はない。
ただし、すぐに同じものを連発するのは違うと思っている。
同じような投稿が続けば、見る側も飽きる。
自分も飽きる。
だから時間を置く。
別の投稿を挟む。
一冊紹介をする。
違う企画をする。
そして、少し経ってからテーマを変えてもう一度使う。
伸びた型は捨てない。でも、急いで使い切らない。
そのくらいがちょうどいい。
音楽は付ける。投稿の世界観が増すから
僕は投稿に音楽を付ける。
これはかなり意識している。
ただ、
「音楽を付けるとアルゴリズムに評価される」
とか、
「トレンド音源を使えばリーチが伸びる」
とか、
そういう理由ではない。
知らん。
僕が音楽を付ける理由は、もっと単純だ。
投稿の世界観が増すから。
本には、それぞれ空気がある。
明るい青春小説。
静かな恋愛小説。
旅に出たくなる小説。
胸が苦しくなるような物語。
不穏なホラー。
吹奏楽を描いた青春小説。
そこに合う音楽が流れると、画像と文章だけのときより、その作品の空気を感じてもらいやすくなる。
だから音楽を付ける。
流行っている曲だから使う、ではない。
その投稿に合っているから使う。
僕にとって音楽は「伸ばすための道具」というより、投稿を完成させるための一部だ。
表紙がある。
文章がある。
写真がある。
ページ構成がある。
そして音楽がある。
全部合わさって一つの投稿になる。
本を紹介するだけなら、本のタイトルとあらすじを書けば終わる。
でも僕は、できればその本の空気まで伝えたい。
そのために音楽を使う。
アルゴリズムにどう影響するのか。
知らない。
でも、自分で投稿を見たときに、音楽があった方がいい。
だったら付ける。
それで十分だと思っている。
毎日投稿はしていない。月14投稿くらい
「Instagramは毎日投稿しないと伸びない」
これもよく見る。
僕は毎日投稿していない。
月に14投稿くらい。
だいたい2日に一回くらいだ。
それでも1万人まではいった。
だから少なくとも、
毎日投稿しないと絶対に伸びない
ということはない。
むしろ、投稿が大きく伸びているときは、少し時間を置くこともある。
せっかく今の投稿が多くの人に見られている。
だったら、もう少しその投稿に働いてもらおう。
そんな感覚だ。
もちろん、新しい投稿を出したら古い投稿が必ず止まる、という話ではない。
そんなアルゴリズムのことは僕には分からない。
ただ、自分の運用として、強く伸びている投稿があるなら少し様子を見ることがある。
カレンダー通りに機械的に出すより、投稿の状態を見る。
僕はその方がやりやすい。
投稿時間は大事。僕なら18時〜21時
投稿時間については、僕は大事だと思っている。
おすすめするなら18時から21時くらい。
理由は難しくない。
その時間に見ている人が多いから。
それだけだ。
アルゴリズムが18時37分を好んでいるとか、そんな話ではない。
知らない。
単純に、人が多い時間に投稿する。
せっかく投稿するなら、ほとんど誰も見ていない時間より、たくさんの人がスマホを見ている時間に出した方がいい。
もちろん、アカウントによってフォロワーの生活は違う。
自分のインサイトを見て、別の時間にフォロワーが多いなら、その時間に出せばいい。
大事なのは、
「18時に出せ」ではなく、「人がいるときに出せ」
ということだと思う。
アルゴリズムなんて知らない
ここまで読んで分かったと思うが、僕はアルゴリズムのことをほとんど考えていない。
Instagram攻略では、「アルゴリズム」という言葉が頻繁に出てくる。
僕は詳しく知らない。
どう動いているのかなんて分からない。
仕様が変わることだってある。
だったら、分からないものを必死に想像するより、僕は目の前に見えているものを見る。
つまり、人だ。
18時から21時に投稿する。
なぜか。
見ている人が多いから。
いいねをする。
なぜか。
自分もされたら嬉しいから。
コメントには倍くらいの熱量で返す。
なぜか。
ちゃんと返事が来た方が嬉しいから。
同じ大衆向け企画ばかり連発しない。
なぜか。
飽きるから。
伸びた企画も少し時間を置いてからもう一度やる。
なぜか。
同じものばかりだと飽きるから。
投稿に音楽を付ける。
なぜか。
世界観が増して、その投稿がもっとよくなるから。
好きなジャンルを選ぶ。
なぜか。
自分が飽きないから。
全部、人の話だ。
アルゴリズムを知らなくても説明できる。
だから僕は、
アルゴリズムを攻略するより、人を見る。
それでいいと思っている。
リールしか伸びない、は違った。でもリールの爆発力は強い
「今のInstagramはリールをやらないと伸びない」
これもよく聞く。
僕の経験では、そんなことはなかった。
僕のアカウントはカルーセル投稿が中心だ。
それでも1万人までいった。
静止画の投稿でも、大きく伸びることはある。
だから、
リールしか伸びない
というのは、少なくとも僕のアカウントには当てはまらなかった。
ただし、リールが一発当たったときの爆発力は強いと思う。
僕の投稿でも、リールが大きく伸びたことがある。
だからリールを否定するつもりはない。
「リールをやらないと終わり」ではない。
でも「リールには大きく跳ねる可能性がある」。
僕の感覚はそのくらいだ。
自分がカルーセルを作るのが好きなら、カルーセルをやればいい。
動画が得意なら、リールをやればいい。
両方できるなら、両方やればいい。
最初から「今はリールの時代だから」と、自分が嫌いなものだけを無理して続ける必要はないと思う。
ハッシュタグは、ほとんど気にしていない
ハッシュタグも攻略情報がたくさんある。
何個がいい。
大きいタグと小さいタグを混ぜろ。
検索ボリュームを調べろ。
いろいろある。
僕はほとんど気にしていない。
一応、投稿に関係ありそうなものを5個くらい付ける。
なぜ5個なのか。
特に理由はない。
なんとなくだ。
もちろん、ハッシュタグがまったく意味がないと断言するつもりもない。
ただ、僕はそこに何十分も時間を使っていない。
その時間があるなら、次の投稿を考える。
本を読む。
コメントを返す。
そっちに使う。
それでも1万人まではいった。
少なくとも僕にとって、ハッシュタグ研究は最優先事項ではなかった。
プロフィールは、最初から完璧じゃなくていい
プロフィールもよく言われる。
誰に何を届けるアカウントなのか明確に。
実績を書け。
権威性を出せ。
フォローするメリットを書け。
導線を設計しろ。
もちろん、分かりやすいプロフィールの方がいいと思う。
何のアカウントかすら分からないよりは、「本を紹介しています」と分かった方がいい。
でも、始める前から何時間もプロフィールを考える必要はないと思う。
最初なんて、書きたいことを書けばいい。
投稿しているうちに、自分が何を発信したいのか分かってくる。
どんな人が見てくれるのかも分かる。
そのとき直せばいい。
プロフィールは後から何度でも変えられる。
Instagramを始める前に、Instagram攻略のプロになる必要はない。
ストーリーズも、最初から頑張りすぎなくていい
ストーリーズを毎日何回も更新しましょう。
これもよく見る。
僕は、始めたばかりならそこまで頑張らなくてもいいと思う。
フォロワーがほとんどいない。
その状態で、一日に何本もストーリーズを作る。
もちろん楽しいならやればいい。
でも「伸ばすために絶対やらなければ」と思っているなら、その時間を投稿作りに使ってもいい。
僕の感覚では、
フィード投稿は、新しい人と出会う場所。
ストーリーズは、すでに知ってくれている人との関係を深める場所。
に近い。
だったら、まだ誰にも知られていない時期は、まず投稿を作る。
人が増えてきたら、ストーリーズも面白くなってくる。
順番の問題だと思う。
結局、数字は「答え合わせ」に使えばいい
Instagramをやっている以上、数字は大事だ。
僕だって見る。
閲覧数も見る。
いいねも見る。
保存も見る。
シェアも見る。
フォロワーが何人増えたかも見る。
でも、その数字に毎回命令される必要はない。
保存率が低かった。
だから次は絶対保存される投稿を作ろう。
シェア率が低かった。
だからシェアされる内容に変えよう。
いいねが少なかった。
だから全部変えよう。
そこまで細かく考えなくてもいい。
もっと大きく見る。
この企画は何回やっても伸びる。
このテーマはあまり反応されない。
この投稿は新しい人に届きやすい。
この投稿は閲覧数は少ないけれど、コメントが濃い。
この形式は自分も作りやすい。
そんな傾向を見る。
一投稿の数字は「点」だ。
投稿が何十個も溜まれば「線」になる。
見るなら、その線を見る。
だから最初から数字を見ないわけではない。
見る。
でも一喜一憂しない。
そしてデータが溜まってきたら、傾向を見る。
最初は感覚。あとから数字で答え合わせ。
そのくらいでいい。
1万人までやって分かったのは、「最初から正解を決めなくていい」ということ
振り返ってみると、僕のやり方には共通していることがある。
最初から正解を決めていない。
「このジャンルが稼げるから」
ではなく、好きな本を選んだ。
「このペルソナに届ける」
と決めず、まずいろんな人に向けて投稿した。
「保存率を上げなければ」
と考えるより、投稿してから何が保存されたのかを見た。
「この型が正解だ」
と決めず、ダメなら壊した。
「全部の投稿を伸ばさなければ」
とも思わない。
広く届く投稿もあれば、狭く深く届く投稿もある。
伸びた企画は残す。
でも連発しない。
時間を置いてまた使う。
いいねしてほしいなら、自分からいいねする。
コメントをもらったら、もらった以上の熱量で返す。
投稿には音楽を付ける。
伸ばすためではなく、その方が投稿の世界観が増すから。
数字は見る。
でも、一つの数字に振り回されない。
アルゴリズムは知らない。
でも、人は見る。
たぶん僕は、Instagramの正解を知っていたから1万人までいったのではない。
投稿しながら、自分のアカウントにとっての正解を探していった。
それだけだ。
作る。
出す。
反応を見る。
これは違うと思ったら消す。
これはいいと思ったら残す。
また作る。
その繰り返し。
だから、これからInstagramを始める人がいるなら、最初から全部を理解しようとしなくてもいいと思う。
アルゴリズム。
保存率。
シェア率。
ペルソナ。
プロフィール設計。
ハッシュタグ戦略。
全部勉強してから始めようとしていたら、いつまで経っても一投稿目が出ない。
まず、自分が好きなものを決める。
同じジャンルで好きな人を5人くらい見つける。
その人たちが何をしているのかを見る。
一度作ってみる。
そこから自分で作る。
投稿する。
人と関わる。
いいと思った投稿には、自分からいいねする。
コメントをくれた人には、ちゃんと返す。
60投稿くらい続けてみる。
その頃には、最初とはかなり違うものが見えているはずだ。
自分が得意な投稿。
苦手な投稿。
伸びるテーマ。
伸びないテーマ。
見てくれている人。
自分の文章。
自分のデザイン。
自分の色。
それが分かってから考えればいい。
Instagramには、いろいろな必勝法がある。
その中には本当に役立つものもある。
僕も投稿時間は大事だと思うし、伸びた投稿の分析もする。
でも、全部を守る必要はなかった。
僕は毎日投稿していない。
細かなペルソナも作っていない。
ハッシュタグもほとんど研究していない。
保存率だけを追いかけてもいない。
シェア率が低いからといって、その投稿を失敗扱いもしない。
アルゴリズムも分からない。
それでも1万人までいった。
だからこの記事も、「これをやれば1万人になれる」という必勝法ではない。
これは、僕が1万人になるまでにやった方法だ。
同じことをして、同じ結果になるとは限らない。
ジャンルも違う。
投稿する人も違う。
見てくれる人も違う。
だからこそ、自分で投稿して、自分の数字を見て、自分のアカウントの正解を見つければいい。
そして、数字の向こう側にいる人を忘れなければいい。
いいね一つにも人がいる。
保存一つにも人がいる。
コメント一つにも人がいる。
フォロワー一人にも人がいる。
アルゴリズムがどう動いているのかなんて、僕は知らない。
これからも、たぶん分からない。
でも、一つだけ分かる。
画面の向こうにいるのは、人だ。
だったら僕は、これからもアルゴリズムより人を見る。
そして、自分が好きなものを、自分がいいと思う形で投稿する。
たぶん、それが一番長く続く。
