新入社員が入ってきたんだけど接し方がわからないよ、、
いわゆるZ世代だね!Z世代はどのように教育すればよいのだろうか?と悩んでいる人もとても多いんだ!
今どきの新人との常識や価値観のギャップを感じているよ、、
今回は、Z世代はめんどくさくて扱いにくい?働き方や価値観・特徴!接し方や指導のコツについて解説していくね!
時代の変化に伴い、働き方や価値観が大きく変わるなか、「Z世代」と呼ばれる新たな世代が登場しています。
この世代は、デジタルネイティブであり、多様性や自己表現を重視する傾向が強いことで知られています。
そんなZ世代の部下や後輩にどうやって接すればいいかに悩んでいませんか?
世代によって仕事に対する価値観は異なるため、コミュニケーションに戸惑うこともあるでしょう。
そこで、本記事ではZ世代との円滑なコミュニケーションと効果的な指導法に、その特徴や仕事に対する価値観を理解し、組織やチームにおいて役立つアプローチを解説します。
いつまでも『Z世代はなんだか難しい』『よくわからない』と言っているうちは、関係を築くことはできません。
Z世代と良い関係を築き、ポテンシャルを発揮するためのポイントをご紹介します。
⚫︎Z世代とは?特徴について
Z世代だけが、情報革命後の世代なんだ!
出典 https://www.blog.studyvalley.jp/2022/02/05/generation-z-features/
Far East Tokyoより
Z世代とは、アメリカで生まれた世代別の呼び方のことです。
1965年〜80年に生まれたX世代、1981年〜95年に生まれたY世代に続く世代のことです。
職場の中では、新人や若手、そしてこれから入職してくる世代がこのZ世代に当てはまります。
なぜ?Z世代だけが、こんな表現をされてしまうのでしょうか?
どの世代も今時の若者として、上の世代から色々言われてきました。
例えば、1987年〜2004年までに生まれた、ゆとり世代も『学力低下』や『消極的』など辛辣な言葉を浴びた世代だと思いますが、Z世代はどう考えても別次元の扱いを受けているように感じます。
なぜ?こんなことが起きるのかというと、他の世代と比較してZ世代だけが、情報革命後の世代だからなのです。
情報の取り方が違う
例えば、仕事に関係する調べ物をする時に、X世代はまず書籍や論文から確からしい情報を探します。
信用できる情報の最たるものは紙の出版物であり、本や新聞、研究論文の情報にまず間違いはないと考えるからです。
マスメディアが発信する雑誌やテレビの内容にもまだまだ信憑性を感じています。
これが組織でいうところの管理職やベテラン世代であるX世代の大きな特徴です。
転じて、Y世代は何かを調べるときにはまず、インターネットでググります。
ググるという言葉が流行り始めた時代に多感な時期を過ごしたY世代は『どういう意味だろう?』とすぐにググります。
インターネットが普及し始めたダイヤルアップの時代にはたどり着けなかった良質な情報が、今や無料でたくさん手に入ることも知っています。
例え本を買う場合でも、ネットでポチります。
これがY世代の行動パターンです。
ではZ世代はというと、何か調べたいことがあるときは、ブラウザで検索するググると同時にXでキーワード検索をかけて、Instagramでハッシュタグ検索をし、YouTubeでも動画を探すといったように、SNSの特徴を熟知した上で目的の情報にいち早く辿り着くために、複数のプラットフォームを使用します。
信頼しているインフルエンサーにDMで直接質問したり、知りたい情報を持っていそうな友達にLINEでトークをすることもあるでしょう。
トレンドのチェックはTikTokでしています。
このように、生まれた時からSNSが身近にあった、Z世代の情報収集はこのスピード感なのです。
Z世代だけが情報革命後に生まれたデジタルネイティブであります。
Z世代が扱いにくいと感じるのは、このデジタルネイティブの本質をあまり理解できていないのではないでしょうか?
『スマホやSNSが身近にあって、デジタルデバイスに慣れている』ぐらいの浅めの理解で終わっているから、いつまでもZ世代のことを理解できないのではないでしょうか。
パーソナライズされた世界
そして、Z世代はパーソナライズされた世界で生きていることも、理解しておきまししょう。
今の時代は、その人の性格や興味、関心や趣味思考、行動特性やニーズに合わせて本人があまり意識していなくても、ありとあらゆる物事やサービスがパーソナライズされています。
YouTubeなどでも、おすすめの動画に上がってくるのは、人によってそれぞれ違います。
ありとあらゆる情報が溢れ返っている現代では、人によって得ている情報や、属しているコミュニティ、見ている世界がまるで違います。
これにより、個人の意識や価値観、行動パターンがどんどん多様化していきます。
なので、Z世代全員に当てはまる特徴、Z世代とはこういうものと、まとめられる概念など存在しないということになります。
いつまでも、Z世代はなんだか難しい、よくわからないと言っているうちは、関係を築くことはできません。
自分の時代の価値観を無理矢理に押し付けるのではなく、今の時代に合わせたパーソナライズされた対応を心がけましょう!
⚫︎Z世代の働き方や価値観
Z世代の働き方や価値観について知っておこう!
Z世代の働き方や価値観として、キャリアの早期構築願望の高まりがあります。
これにより、自身のキャリアや生き方を真剣に考える傾向が強まり、会社にとどまるかどうかを判断する際に慎重になる傾向が見られます。
このままこの会社に居続けることで、他の会社では通用しない人材になることが恐怖なのです。
上司や先輩はみんな良い人で、仕事も任せてくれるけど、このまま自分がこの会社にいるとダメになってしまう。
上の世代(上司)を見ても『いずれ自分もこうなってしまうのか…』と感じてしまいます。
会社に対して『不満はないけど、不安はある』といった状態で、キャリア安全性が低い職場ではこのようになってしまいます。
『終身雇用が前提でない』『人生100年時代』をキャリア序盤から聞かされてきた世代にとって、キャリア安全性とは、とても大切な概念なのです。
さらに、パワハラやモラハラを恐れて、さらに、心理的安全性入ってきたので、あんまりうるさく言わない方がいいかな?
というような、感じになってしまい『ぬるい職場』になっていることも原因として挙げられます。
指摘してくれた方が、本当は自分が成長するのに何も言ってくれない、と不安を感じてくることになります。
そのためには、組織効力感を重視していかなければなりません。
高い組織効力感を持つことで、より高い目標を掲げて積極的な行動を行えるようになり、生産性アップを期待できます。
組織効力感を高める方法については、こちらの記事も参考にしてみて下さい!
⚫︎Z世代の接し方や指導のコツ
Z世代の接し方や指導のコツはこれを意識しよう!!
Z世代はSNSで様々な価値観に触れています。
多様性があるので、自分らしさというのを大切にします。
まずは、あなたの部下である新入社員の価値観や個性を理解することが大切です。
新入社員といっても色んな価値観を持った人がいます。
なのでまずは、その人の個性を伸ばすことがポイントになってきます。
例えば、OJT計画書を作っているのであれば、個性に合わせて変更していく必要があります。
Z世代は、評価制度の透明性やルールの明確化といった情報をオープンにすることを求めています。
逆に情報を隠されると不信感に繋がります。
育成担当者方は連絡・相談・報告を密に行なって、可能な限り情報はオープンにしていきましょう!
会社というのは組織なので当然、上下関係はあります。
ただ上から目線で命令したり、理不尽な物言いは不信感を抱かれてしまいます。
信頼関係も崩れてしまいます。
『自分が若手の時はもっと厳しかった』『武勇伝を若手に話す』ことは絶対にやめておきましょう。
Z世代は何度も言うように、情報革命後に生まれたデジタルネイティブであります。
新人は100%仕事ができることは、なかなか難しいですが、できたところだけでも認めてあげて下さい。
認めることによって新人は自信になってきます。
Z世代の新入社員は叱られると、モチベーションが下がってしまうことがあります。
ただ改善する点があるのに、伝えないことも、新人の成長を遅くしてしまいますし、なぜ何も言ってくれないんだろう?と不安にさせることになります。
なので、叱る時は伝え方を変えましょう!
例えば、『この資料は何で文字の大きさが揃っていないんだ!』のようにキツく言ってしまうと、傷ついてしまう可能性があります。
⇨『資料だけど、体裁が整っていて見やすかった!ありがとう!』『あとは、文字の大きさが揃っていたら完璧だね!』と伝えると、相手も改善点を受け入れてくれます。
Z世代の接し方や指導のコツについては、この5つを意識していきましょう!
また、教えるのが苦手という方はこちらの記事も参考にしてみて下さい!
⚫︎まとめ
この記事では、Z世代との効果的なコミュニケーションと指導法、働き方や価値観について詳しく探ってきました。
Z世代はデジタルネイティブであり、Z世代の彼ら一人一人の性格、興味や関心、趣味、嗜好、行動特性を踏まえたニーズの理解することを重要です。
新入社員といっても色んな価値観を持った人がいます。
なのでまずは、その人の個性を伸ばすことがポイントになってきます。
それぞれの強みやアイデンティティを尊重し、それを活かした個別対応の指導が肝要です。
この記事で提案されたポイントを参考にしながら、新たな時代の働き方や価値観に対応するためのスキルを身につけ、組織やチーム全体の発展に貢献していくことが期待されます。
自分の時代の価値観を無理矢理に押し付けるのではなく、今の時代に合わせたパーソナライズされた対応を心がけましょう!
Z世代との協力関係を築くことで、共に成長し続ける未来が広がるでしょう!